某日夕方の出来事。
通勤急行の電車内は結構混んでいて、立つ場所にも苦労する。
私は丁度女子高生とギター持った♂(以下、変態)のすぐそばに立つことにした。
位置としては直角三角形 ? みたいな感じかな。
女子高生の真後ろに私、女子高生の左斜め後ろに変態。変態の真横に私。
三角形の頂点が女子高生、ていうイメージで。
変態の動きが、何か変だと気づいたのは乗ってから割とすぐのこと。
彼は女子高生の肩にあごを乗せんばかりにしている。どうやら匂いを嗅いでいる模様。
初めて痴漢見た、ウゲーキモチワルイマジか、と思ったけど、勘違いかもしれないからチラチラと
様子を見てみると、何と変態は大混雑の車内で右足つま先立ちしている。
更によく見ると、女子高生のシリを変態自身の右太ももで感触を味わおうと努力している模様。
そこまでされてるなら女子高生、気づけよ、、、(スマホ画面が見えた、LINEか何かに集中している
そこで「兄ちゃん何やってんの?」と聞いても良かったんだけど、そんな勇気がない私は防御に出た。
まず、肩から下げていた私のA4鞄を下におろして、変態と女子高生のシリの間にねじこんだ。
露骨に変態の邪魔をする作戦。
変態はこちらをチラチラ見始めたが無視。
電車の縦横の動きを使い、変態は私の鞄をどかす努力をし始めたが、私もガンとしてどかない。
やれやれ、やっとどうにかなるかと思ったその瞬間、変態はより一層女子高生に近づいた!
変態のあごが女子高生の肩に乗るか乗らないかの位置で、でれでれしている。
本当にムカついたので、私は鞄を電車の動きは全く無視して変態に露骨に当て始めた。
変態、私をにらむ。ギターケースで応戦してきた。私、変態の方は全く向かずに更に当てる。
そんなことをしていたら流石に女子高生も私の鞄が当たるのを気にし始めたので、私のほうをチラチラ
見始めた。
私、女子高生も無視。
次の停車駅で、ようやく変態が降りた。
うわああああ、助かった。。
更に次の停車駅で女子高生が降りていった、、ので、私は一瞬だけ電車を降りた。
どうしてもお詫びをしたかったの。
女子高生の肩をたたいたら、振り向いた女子高生は非常にかわいかった。アイドルみたいだった。
あー、だからあのバカ変態が痴漢をしようとしたのか。
よーく分かった。
「さっきはごめんなさい。私の荷物が当たって痛かったでしょう?
あなたに痴漢を働こうとしていたアホがいたんで、荷物で防御してたんです。
痛い思いさせてごめんなさい。気をつけて帰ってくださいね」
と謝った。
女子高生はびっくりしていたけど「あっ、ありがとうございます!」と言ってくれた。
私はそのまま軽く一礼。電車に戻った。
うーん、文章にするとあまり武勇伝でもないかな。
でも痴漢はいかん。許さん。と思ったので、とった行動。
痴漢冤罪もいいとこ
決めつけられた人が可哀想
駅員や警察に突き出されてもいないし、「冤罪」ではないんじゃないの
引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(116)