284: 恋人は名無しさん 2014/03/03(月) 14:11:59.09 ID:KW1R/r8S0
私子 高二 女子高 高一冬~高二秋まで留学していた
彼男 高二 共学 イケメン
A子 高二 共学(彼男の同級生) 可愛くて今風な感じ
彼男とは中三の春、第一志望の女子高に合格するために通いだした塾で知り合った
彼男は爽やかでかっこよくて、勉強はイマイチだったけど一緒にいて楽しかった
塾ではくだらない話をしたり勉強を教えあったり割と仲が良かったけど、
中学は違うし共通の友人もいなかったので、受験を終え塾を辞めてからは会うこともなかった
それから約一年、彼男の存在なんて忘れかけていた高一の冬に地元の駅で偶然彼男と再会
いろいろ話していると突然彼男から「実は中学の頃からずっと好きだった」と告白される
イケメンで女子にモテる彼男がまさか自分をずっと好いていてくれたなんてと驚いたけど純粋に嬉しかった
しかしその頃私子は留学を目前に控えていて、申し訳ながら彼男のことを考える余裕はなかった
留学を終えたらまた会おうと連絡先を交換して、とりあえずその場は別れた
ここまでが前置き
そして高二秋、留学を終えて帰ってきた私子
彼男と再会してからちょくちょくメールのやり取りをしていたが、外国での生活があまりに楽しくて
高二の初夏時点で彼男とのメールはすっかり途絶えていた
ちょっと自分勝手かな、と思ったものの彼男に帰ってきたことを報告するメールを送ると、すぐに会いたいとの返事が
お互い部活が忙しくてなかなか会えなかったもののクリスマスにやっと会うことができた
彼男は相変わらずかっこよくて優しくて、私子は徐々に彼男のことが好きになり始めていた
彼男とはメールをしつつ時間があればデートをする関係を続けていたある日、部活をしていると後輩から
「校門のところで私子先輩のことを訪ねてる女の人がいるんですけど・・・」と伝言が来た
何かあったのかと思って慌てて後輩と校門に向かうと、そこには同い年くらいの女の子が立っていた
それがA子だった
A子は思いつめた表情をしているものの垢抜けていて可愛くて、普通に友達になれそうな感じの子だった
私子と後輩の姿を見つけると、A子は深々と頭を下げてきた
そこで私子はA子の制服が彼男の学校と同じであることにようやく気付いた
私「私が私子だけど・・・あなたは誰ですか?私に何か用があるんですか?」
A「・・・A子です。いきなり来てすみません。少し話をさせてもらえませんか」
後輩は部活に帰して、私は部活を早退しとりあえず学校前じゃ目立つので近くのカフェに移動することにした
移動中A子はずっと無言で今にも泣きだしそうで、その時点で嫌な予感がした
>私「私が私子だけど・・・あなたは誰ですか?私に何か用があるんですか?」
>A「・・・A子です。いきなり来てすみません。少し話をさせてもらえませんか」
私子は口の聞き方も知らない無礼な女だな
高校生にもなって初対面の人間にあなたは誰ですか?はないだろ
A子の知り合いっすか?
大人しくネタを拝聴してろks
カフェに着いて注文を終えると、おずおずとA子が話を切り出した
A「お願いがあります。彼男くんと別れてもらえませんか」
私「・・・なんでそんなことあなたに言われなきゃならないんですか」
そこからA子の独白。A子は彼男の同級生で委員会がきっかけで知り合ったそうな。
A子曰く、ここまで人を好きになったのは人生で初めてで、どうしても付き合いたいらしい。
A「だからお願いです。彼男くんのことを私に譲ってください」
思わず黙りこくる私子。A子は泣きそうではあるものの取り乱したり喚いているわけではなく、
あくまで低姿勢。本当に懇願している感じ。精神状態がおかしい様子もない。
きっと普段はまともな子なんだろうな、と思いつつA子を激昂させないように言葉を尽くした。
私「えっと・・・まず、私と彼男は付き合ってないよ。
でも彼男は私のことを好いてくれてるし、私も彼男のことをいいなと思ってる。
だからそんな譲ってくれなんて言われても譲れないし、
そもそも私と彼男が別れたところで彼男がA子さんを選ぶとは限らないんじゃ・・・」
A「・・・そんなことないです。だって彼男くん、私子さんさえいなければ私(A子)を選んだって言ってくれましたから!」
は?
いくら断る文句にしろ私がいなきゃA子を選んだっていうのは気を持たせすぎなんじゃ・・・と思ってると
A「大体、私子さんは彼男くんのどこが好きなんですか?外面ばかり見ているんじゃないですか?
彼男くんは私子さんのことを好きだって言いながら、私とやったんですよ?
そういうずるいとことか分かっててちゃんと好きなんですか!?」
・・・は?
うん。礼儀知らずで育ちは悪そうだが、文章は上手いな
私怨
・・・高校生の分際でなんて爛れているんだ!?と女子高でそういう話に免疫がない私子は呆然
A「私と彼男くんは委員会で知り合い、すぐに仲良くなりました。
あるとき一緒に帰っているとキスされました。私は彼男くんのことが好きだったので嬉しかったです。
でもそれから彼男くんは私のこと避けるようになって・・・問い詰めると私子さんのことを打ち明けてくれました。
彼男くん曰く、私子さんと会えないようになってからA子と出会って
A子に惹かれ始めて好きだと思ったけど、キスしたらやっぱり違ったって、ごめんって謝られました。
でもそれからも曖昧な関係は続いて・・・私もノリノリで最後までしました。
でも最近になって私子さんとうまくいきそうだからこれからはもう会えないって言われたんです」
まじかよ・・・と正直ドン引きな私子。すべてA子のでっち上げである可能性も疑ったけど
A子の携帯に残されたメールや写メの数々や(ちなみに全て消せと言われていたらしい。ひどい男だ)
私と彼男しか知りえない話をA子も知っていたことでこれは完璧クロだな、と思った
ちなみに私子と彼男のクリスマスデートの翌日にも彼男はA子とやっていたらしい。ふざけんな
彼男はいつもこれで最後だと言いながらもA子の誘惑に負けてばかりだったらしいが、
先日きっぱりはっきりお断りされて、その結果私子の高校に凸する考えに至ったらしい
A「突然学校に行って失礼なこといっぱい言って申し訳ありませんでした。
でも全部これが真実です。このことをふまえて私子さんは彼男くんとお付き合いするんですか?」
いや、と答えると「じゃあ彼男くんのことを振ってもらえませんか」と言われた
いろいろ混乱したし正直ショックだったもののメールで終わりなんて納得がいかない
彼男に会って直接話がしたいと伝えると、A子は泣きだした
自分たちのことを私子さんにばらしたなんて知られたら彼男と付き合えなくなるからそれだけはやめてほしい
振るならなにか別の理由をつけて振ってほしいと泣きじゃくるA子
人を泣かせるなんて初めてのことでテンパる私子。
ほかの人の目も気になるのでA子の頼みを聞くことにした
どっちにしろ彼男が最低男だったのは変わらない事実だし、何よりこれ以上関わりたくなかったから
A子は何度も何度もお礼を言って、おまけにカフェ代もおごってくれて去って行った
彼男からは何度か会って話がしたいとメールが来たけど、無視していたらフェードアウトした
大学入学後A子の親友だった子と知り合ったのでA子の話を聞いてみると、
A子は普段はいい子らしいが男に対する依存が強くメンヘラの気質があったらしい
もし私が彼男にA子とのことを話したり、A子の話を聞いても彼男と別れなかったらどうしたんだろう?と聞くと
A子曰く私子の高校凸は賭けだった、留学してから彼男を放っておいたくせに彼男の気持ちを独占しているのが羨ましかった、
結果がどうなるにしろA子との関係を知って少しでも傷つけばいいと思っていたそうだ
彼男とA子は結局受験やなんやで(二人が通っていたのは進学校だったので)付き合わなかったらしい
長いばっかりでスカッとしない修羅場ですみませんでした・・・まとまらなくなったけど以上です
ヤリ○ンとメンヘラの恋愛ごっこに巻き込まれてた話
・・・でいいのかな
乙
引用元: ・◇修羅場◇part127
この状況で他にどんな口のきき方があるというのか