323: おさかなくわえた名無しさん 2007/04/21(土) 19:03:55 ID:1S8uDpc1
電車で帰省していた時のこと。
結構まんべんなく人が座っているくらいの乗車率で、私は優先席付近に立っていたのだが、貧血を起こしてしまい床にしゃがみこんだ。
すると優先席に座っていた老夫婦の片方(おじいさん)が席を譲ってくれ
た。私も最初は遠慮したが「わしは健康だけどアンタ具合悪そうだし、優先席はジジババの為だけのもんじゃないよ」と言って下さったし、おばあさん のほうも勧めて下さったので座らせてもらった。
貧血が回復したら立つか移動しようと思いながら。
で、しばらく座っていたら、とある停車駅でおばちゃん二人が乗ってきた。
そのおばちゃん、暫く席を探して車内をうろついていたが、生憎満席だったらしくドアの方に戻ってきた。
そしてドア付近に立ったまま喋り出したのだがその内容が丸聞こえ。
「あの子老人立たせて座ってるわよ」
「私たちだって立ってるのにねぇ」
「これだから最近の若い子は……」
と完全に私に文句を言っている。
なんかいたたまれなくなって立とうとするも、まだ具合が悪くて立てそうにない。
私の様子に気付いたおばあさんが「いいのよ気にしないで」と言って下さるものの肩身の狭い思いをしてたら、おじいさんがキレた。
おじいさんはそのおばちゃん二人に歩み寄って行って
「確かにあの子は若いが、具合が悪いからわしが席を譲ったんだ。あんたら見た所座らなきゃいけないようなトシでも身体でもないだろうが。悪口言ってる暇があったら少し他人のこと考えたらどうだ」
と穏やかだが説得力のある口調で窘めた。
おばちゃん二人、最初は呆然とおじいさんを見ていたが、結局コソコソと車両を移っていった。
戻ってきたおじいさんは、私に「あんなの気にする必要ないからね」と朗らかに笑っていた。
こんな人と結婚できたおばあさんは幸せだと思った。
おじいさんは「ありがてぇありがてぇ」と満面の笑みでお辞儀。
すぐにおばあさんがおじいさんの腕をつかんで立ち上がらせた。
私も無理に引き止めはしなかった。
胸がスーッとしたのに、リロードして吹いたwwwwてめえ!
素敵だ。おばあさん本当に幸せだな。
おばさんたちの旦那はどんな人なんだろうか。
ワロンwwwwwwwwww
やっべ 酒吹いたwwww
が、>>323のご夫妻は心から尊敬出来るかたがたですね
引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(51)
他人に厳しく自分に甘い、どこにでもいる平均的日本人なんじゃねーのw