「ごめんなさい。大学行けなくていいから100万円貸してください」
と親に向かって泣いて頭下げた時。
事の起こりは、当時中1だった弟が家のPCでこっそりピンクサイトを見ようとしたことからだった。
弟はリンクで飛ばされてるうちに架空請求のページを踏んでしまった。
当時はまだ架空請求が流行り始めた頃で、中高校生の間じゃそんなにメジャーではなかった。
弟はどんどん膨れ上がる金額に恐怖し、叔父に相談した。
叔父は父の弟で、かなり歳が離れていて当時まだ20代だった。
叔父甥というよりイトコのような間柄だった。
親には恥ずかしくて言えないけど、叔父になら…と相談したんだと思う。
叔父は「俺にまかせろ」と言い、数日後
「なんとか業者と話をつけてやったけど、100万もかかった」
と弟に言った。
それ以後、弟は叔父のパシリになった。
最初は「何々買ってこい」とかたわいない内容だったんだけど、段々エスカレートして
ついに「クラスメイトの女の子を斡旋しろ」と叔父は言い出した。
弟は「さすがにそれは…でも100万円の借り…」と思い悩んだ末、
親に打ち明けて借金を返してもらうしかない!と決心し、夕飯中に告白したのだった。
私は「弟、おかしくなったの?」と怖かった。
両親が問いつめると、弟は上の内容を白状。
母親が「詐欺だ!恐喝だ!」と激怒した。
歳の離れた弟を溺愛している父と、祖父母(叔父両親)は叔父をかばったので
母はさらに怒髪天。
一時は離婚の危機にまで話がいった。
結局祖父母と叔父と疎遠になって、両親は離婚しないで済んだ。
私と弟はあれから一度も叔父に会ってない。
今では笑い話だけど、弟が「100万貸して」と言った時の当惑と恐怖はたまに夢に見る。
弟なりに必死で考えたんだろうな
ピンクサイト見たのは事実だし、なかなか言い出せなくて悩んだ事だろう
それを逆手に取ったクソを庇える父親も祖父母もないわー
で、弟はしっかり大学まで行かせてもらえたの?
無事進学しましたw
元気で研究室にこもってます
弟さんちゃんと進めて良かった
お父さん、自分の子供よりも弟への愛情がまさってたのか
そりゃ、お母さんはキレて当然だわ
しかし、お父さんはそこまで溺愛してた弟と疎遠になる事によく納得できたね
それとも100万が叔父の嘘とかなのかな?