双子を妊娠中に、夫が出張先の事故に遭ったと聞かされて子供をひとり亡くした。
はじめに。
実際に多くの方が亡くなっている乗り物の事故で、テレビでも連日報道されました。
(何年前の何の事故と言うだけで殆どの方がわかると思います)
詳細に書くと、万一ご遺族や関係者の方の目に触れた場合、大変不快に感じられると思うので事故の概要は省きます。
事故の様子がテレビで慌ただしく放送され始めた頃、出張中の夫の会社から連絡が入った。
事故の直後から夫と連絡が取れないこと、夫が会議のため向かっていた取引先がその現場近くにあったこと、時間的にそこにいる可能性が高いことを知らされた。
知らせを受けた私はショックのあまり倒れた。
ちょうどその時私は8カ月で、出産前の一時帰宅で病院から自宅(義実家に同居)に戻っていた。義父母が呼んでくれた救急車で意識のなかった私は病院に運ばれた。
その後三日意識が戻らなくて、意識が戻った時夫と義父母が泣いていたのを覚えている。
とても文章にできないのでここからは箇条書きにします。
病院に運ばれあわただしく帝王切開になった
手術中私が危険な状態に
双子の男の子が生まれたが、二人とも未熟児(これは出産前からわかっていた)
医師が手を尽くしてくれたもののお兄ちゃんが助からなかった
夫が出張先から戻る
私と弟のほうも危ない状態が続いた三日目、私が意識を取り戻した
意識を取り戻した私にしばらくお兄ちゃんが死んだことは伏せられた
(無事に産まれたが二人とも小さいからまだ会えないと聞かされた)
弟の容態が急変。医師から夫に明日まで持つかわからないと言われる
田舎から駆け付けた実母が知らないとは知らず私にお兄ちゃんのお悔やみを言う
半狂乱になった私が嘘を教えた亭主と義父母を病室の椅子でナグりつけて怪我をさせた
しばらく無気力で医師や看護師さん、面会に来た亭主と義父母に会うたびに暴言を吐く
義母にお母さんがそんな体たらくでどうすると一喝される
弟が奇跡的に回復
お兄ちゃんのお葬式のために一時外出
出棺後火葬場には行けず病院に逆戻り
その後、私と弟が退院した
しばらく夫婦生活を続けたが、数年で離婚
今年再び元夫と籍を入れる
夫も私も生きているお兄ちゃんを抱くことはできませんでした。
(夫の出張先からこちらは新幹線か飛行機の距離なので間に合いませんでした)
離婚に至ったのはその時のことがお互いに蟠りとなり、お互いを傷付けることで自分を立て直そうとする夫婦になっていたからでした。
何かと気遣ってくださった義父母にも素直になることができず、亡くした子供のことばかり考えて生きている弟を邪険にしてしまったことも多々あり、振り返ると義父母や子供に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今度はお互いを思いやり、家族で支え合って生きていこうと思います。幸いなことに子供はそれから大病もせずに元気に育ってくれています。
発端となった事故の詳細を書いていないので伝わりにくいかもしれませんが、あえて書かなかった理由は最初に出した通りです。
夫はその日寝坊をしており、事故に遭った乗り物の後続に乗っていました。もし寝坊をしていなければその事故に遭った乗り物に乗っているはずでした。
あの事故で亡くなった方々のご冥福と、ご遺族の心のケアを願ってやみません。
引用元: ・今までにあった最大の修羅場を語るスレ5