会社に、新卒くんが入ってきた。
がちがちに緊張してて、なんでも「はいっ」「はいっ」と答えて、ほほえましかった。
午前中は無事に過ぎ、午後の仕事が始まった。
3時くらいだったか、新卒くんが席を外した。
喫煙室かトイレだろうと思って、誰も気に留めなかった。
しかし、いつまでたっても戻ってこない。喫煙室にもトイレにもいない。
社内をくまなく(まさかとは思うがロッカーの中まで)探してもどこにもいない。
大騒ぎになる。
ふと、社員の1人が「あれ?給湯室の窓が開いてる」と言い出す。
社内の窓は、ふだんはどこも開けてない。
給湯室の窓から顔を出してみると、外壁を通っている何かのパイプに
ほこりの上から指の跡がついている。
窓枠にも、かすかに足跡が。
どうも新卒くんは、体がやっと通るかどうかの小さな窓から脱出したようだ。
ってか、ここ3階だぞ。
救急車とかは来てないようなので、無事に着地はできたらしい。
仕事が合わないとかいじめられたとかならそう言ってよ。
言えないならそれでも百歩譲って、ふつうにドアから出て、
エレベーターで1階に下りて、玄関から出ればよかったのに……。
上司「我が社ってどんなタコ部屋だと思われたんだ」
後日、当人でなく、ママから謝罪と辞職の連絡があった。
以来、新人さんが入ってくると、
「会社が嫌でも、せめて玄関から出て行ってね。危ないから」と
最初に注意しておくのが我が社の慣例。
その新人君、飯山 阪人(いいさん はんと)君とかって名前じゃなかった?
ヤバいよ、気がついたら同業他社に社外秘情報が駄々漏れだったとか
元ネタは、映画だよ
他の人も書いているように、トムクルーズ主演のミッションインポッシブルだね
大人気のTVドラマ「スパイ大作戦」をリメイクした映画なんだけど、
昔ながらの演出を意識しているのか、コンピュータの中のデータを盗み出すのに、
端末室に天井から吊り下がってデータを取りに行くような映画w
冷戦も無くなり、情報収集といえばネットワーク越しのクラッキング
子供の頃憧れたスパイの活躍の場は少なくなりましたなぁ..
今のスパイは水に溶ける紙なんて使わないんだろうなw
引用元: ・笑える修羅場、衝撃体験【お茶請けに】