お、立った!
じゃあまったりやってくよー
もう6年前の話かな。
仕事が休みだったもんで、友達と飲みに行ってて2件目に行こうと
飲み屋を探し歩いてる時だった。
商店街を歩いてたんだけど、前方に女子高生が!wwww
友「いやあ、こんな時間にけしからんですなww」
俺「ええ、そうですなwwww」
友「これはお仕置きが必要ですなwwww」
多分、いい感じに酔ってたのもあるけど、立派なDQNなもんです。
俺「なにすんだよww」
友「こうすんだよwwww」
急に走り出す友wwww
なにやってんだwwとか思って笑いながら見てると
女子高生の3m後ろくらいでヘッドスライディングをかます友wwww
しかし女子高生は気付かず、駅のほうへ向かっていく。
振り返った友と目が合う。
アイコンタクトが「お前もやれ」、そう告げていた。
アルコールとは怖いもので、気付いた時には走り出す足を止められなかった。
次の瞬間、スライディングをかました俺の視界には
女子高生が飛び込んでいて、そこはまるで天国のようだった。
その瞬間までは確かに俺は天国にいたのだ。
さすがに物音に気付いたじJKが振り返る。
スライディングの体制のままの俺と目が合う。
俺「あ、ども。さむいっすね」
無言で走り出すJK。
おそらく彼女とって、これほどまでに不愉快で不思議な週末はなかっただろう。
ここで追いかけては男の名が廃る、と友と2件目に行こうと
立ちあがり仕切りなおそうとしたとき後ろから声をかけられた。
「君たち、ちょっといい?」
お巡りさんが現れた!
俺「よ、よくないです」
警察「よくないことないんだなー。
君たち今なにした?」
友「スライディングの練習っす!」
警察「人に向かって? とりあえず交番まで行こうか」
このあとしこたま説教と持ち検くらって自宅に帰ることになりました。
コンクリというか、つるつるしたタイル?だったから
予想以上に滑ってこのざまです、はい。
まぁ、酒の失敗なんかは結構すぐに忘れるもんで
次の日にはけろっとJKのことも忘れて仕事にいそしんでいた。
JKにスライディングをかました翌週の週末。
当時付き合ってた彼女とカフェで一服をしようと入ったんだよ。
頼んだコーヒーを持って現れた店員。
店員「お待たせしまし…あっ」
俺「は?」
店員「スライディング男…」
俺「え…」
彼女「すらいでぃんぐおとこ?」
最悪の再開である。
もしも神様がいるとするならば、とんでもなくドSなやつだと思った。
とりあえず状況が飲み込めてない彼女はおいておいてJKに目で
この状況がよろしくないことを訴える。
俺「(あれは一夜の過ちだったんだよ…)」
俺の目力が伝わったのかどうかは知らないがJKはコーヒーを置いてこの場を立ち去ってくれた。
ここからがめんどくさかった。
彼女「ねえ、スライディング男ってなに?」
俺「さ、さあ? 人違いかなんかじゃないかな?」
彼女「俺って隠し事するとき、口調が丁寧になるよね」
俺「そんなことないわ、ぼけこら〜!」
彼女「ばかなの?」
散々問い詰められゲロッてしまった俺。
般若のような顔をした彼女。※なおスッピンは変わら(ry
JKのもとに謝りにいくという公開処刑の始まりです。
悪いことをしたら謝る、小さい頃に教わった当たり前のことが
だんだん大人になるとどうして出来なくなるんでしょうかね。
ただ、その日は結構お店も繁盛しているように見えたから
後日見かけたときに謝るということで手を打ってもらった。
その彼女には結局翌月振られるんですけどねww
他に好きな人ができたってなんだよwwww
明らかにスライディングの話が出てきてから余所余所しくなってたじゃねえかww
スライディングは恋人関係もときには壊します。
よいこはマネしないでね☆
さて、JKに謝るという当初の目的は反故になったわけじゃないから
謝ろうとたびたびそのカフェを利用するんだけどなかなか見かけない。
が、かの会いたくて震えちゃう西野カナ氏の気持ちはやっぱり分からない。
もうこの時にはなんとなく謝るという目的よりも
ただちゃんと話がしたいという願望に変わっていたような気がする。
まあ、縁がなかったんだな、と諦めかけてた頃。
昼休みに昼食を食べに友とファミレスに行ったんだ。
友「またあのJK会えないのかなww」
俺「もういいよwwあれで振られたようなもんだしwwww」
友「責任転嫁もいいとこだろww」
俺「もとはと言えばお前が…」
彼女に振られたのもだんだんと笑い話にできるようになってた。
友「次、もし会えたなら連絡先聞いちゃえよww」
俺「だから会えないってwwそれに今度こそ捕まるww」
友「俺は運命の赤い糸がうんたらかんたら」
俺「もう顔を覚えてるかすら怪しいし」
昼時のざわついたファミレスで
近くの席から聞いたことがある単語が聞こえてきた。
「この前のスライディング男とどうなったの?ww」
偶然とは重なるものである。
友「こwwれwwはwwww」
この男、ものすごく楽しそうである。
友「右斜め後ろ、いけwwww」
俺「まじで勘弁してくれ」
友「向こうも2人みたいだし、俺も一緒に行ってやるからww」
俺「普通に怖がるだろ」
友「大丈夫だって!」
そう言い残し立ちあがった友。
右斜め後ろに振り返れば、おそらくあのJKがいるのだろう。
友「スライディング男の友達の友でーす!
ちょっと時間いい?」
まじかよ…。
ますます振り返れなくなった状況に唖然としながら
ドリンクバーで作ったキューピーを一気飲みした。
汗がハンパなかった。
この世で俺以外にスライディング男と呼ばれている男が他に居てほしかった。
友「おい、スライディング男wwこっち来ていいってww
ラストチャンスだぞ!」
頭を抱えていると満面の笑みで戻ってきた友。
なぜか隣にはJKと一緒にご飯を食べていたであろう友達。
手が早いとはこういうことを言うのだろうか。
もうどうにでもなれって吹っ切れてきてとりあえず振り返ってみる。
右斜め後ろには間違いなくJKがいた。
ものすごく困った顔をしてうつむいていたと思う。
友は早く行けと言わんばかりに、JK友を隣に迎え談笑を始めていた。
仕方なく席を立ちあがり、JKの居る席に向かう。
俺「すいません…スライディング男です…」
JK「あ、はい…w」
かすかにJKが笑ったように見えた。
うつむいたままだったからよく分からなかったけど。
ただそれが嬉しかった。
初めてスライディング男であることを誇れたような気がした。
謝るなら今しかないと思った。
なんてったって長渕の西新宿の親父の唄が頭の中で流れているんだもの。
俺「あのときはほんとにすみませんでした!」
やるなら今しかねえ。
JK「もういいですよwwなかなか笑い話になりましたしww」
こんな俺でもJKの話題の一部になれたと思えばちょっと興奮した。
立派な社会貢献をしたような気持ちになったのはなぜだろう。
なによりこのJK笑うとすんごい可愛いww
美人系の顔なんだけど笑うとまだあどけなさが残ってんのww
俺「そんなそんな…なんだったらまたしますよww」
JK「真剣にやめてください」
俺「あ、はい」
やばい、話題が途切れたwwと焦っているとJKのほうから切り出してくれた。
JK「そういえば一緒にお店に来てくれた彼女さん?とはどうですか?」
俺「いや、あのかくかくしかじかありまして…」
JK「振られちゃったんですか?」
俺「はい…やっぱりスライディング男が彼氏だと嫌なんですかね…」
JK「wwww嫌でしょ、やっぱりwwww」
JKで毒舌って…これなんてゲーム?
北の国からかよww
っスライディングオトコ
スライディング男がゆえにJKが笑ってくれたんだぞ!
これを誇らずになにを誇るっていうんだ!
>>28
それはちょっと難易度的に…ww
>>30
今では立派な長渕信者ですww
>>31
ちなみに俺は軽音部だったけどねww
>>32
あるあ…るか?ww
眠いんだ・・・
俺「名前教えてくれますか?」
JK「やだよwwスライディング男に教えるとかwwww」
俺「うぐぐ…」
方や左斜め前では友はJK友と連絡先を教えあってる模様。
方やJKの小悪魔っぷりに興奮している模様。
JK「冗談だよww美咲って呼んで!(伊藤美咲に似てたからねww)」
俺「俺の名前は…」
JK(以下美咲)「いや、また今度でいいよwwしばらくはスラ男って呼ぶww」
俺「略すなよ…」
おや、スライディング男のようすが…
スライディング男はスラ男に進化した!
…ん?ちょっと待て、また今度だと?
俺「また、今度って…」
美咲「またこうやって偶然会えたらねwwそのときは名前教えてよ!
会えなかったらそこまでってことでww」
俺「そ、そうだね!」
なぜか大人の余裕を醸し出そうとしたスラ男。
美咲「じゃあね、スラ男ww」
結局連絡先は聞けずじまいで、友達を連れて帰ってしまった美咲。
友「なんだよー、連絡先は聞けず?」
俺「連絡先どころか名前も教えていらないって…」
友「でもスラ男になったんだろww仕事戻るぞスラ男ww」
なぜかこの日から友にまでスラ男と呼ばれ続け、はや6年。
月日の流れとは早いものです。
この日をさかいに友はJKとデートを重ねていたらしい。
突っつかずとも惚気を吐き出しまくる友にうんざりしつつ
美咲にどうやったら会えるかと、そればかり考えていた。
カフェに通うのも1つの手だろう。
だがそれはフェアではない。
あくまでも偶然でなければ意味がないような気がした。
そんなことを考えていると結局会うか会わないかじゃなくて
会えるか会えないかの偶然に期待するしかなくて堂々巡りを繰り返していた。
ファミレスで会ってからもう3カ月がたとうとしていた。
学生時代からたまにアコギ1本持って駅前に繰り出して弾き語りをしてたんだけど
ふとその日、弾き語りをしにいこうと思って直帰してアコギを抱えて駅前に行った。
衝動的なものだったのか、人目につくから気付いてくれるのを期待してかは
今になっては分からないけど多分答えは後者だったんだろうと思う。
確か歌うたいのバラッドとか歌ってたww
ベタ過ぎワロリンwwww
だいたいの人はちら見だけして通り過ぎて行くんだけど
中には足を止めて聞いてくれる人もいて10人程度の人だかりになってた。
弾き語りを終えて軽くお礼だけ言うとその人だかりも散って行った。
「よっ」
少し離れた所から制服姿の女の子が歩いてきた。
もう間違いなく美咲だった、そうじゃなくてもそう思いたかった。
俺「え?」
美咲「やるじゃん、スラ男ww」
俺「俺、名前1だから!」
美咲「はやいはやいww1ね、覚えとくww」
だいぶんフライング気味だったwwww
美咲「んでんで歌うたいのバラッドは誰に向けて歌ってたのかな?ww」
俺「べ、別に誰にでもないよww」
美咲「まwさwかwwわたしに?wwww」
俺「だから違うって」
美咲「ムキになんないでよww冗談じゃんwwww」
いつの間に美咲優位の関係になっていたのだろうか。
純粋に俺を変質者だと思って怖がっていた美咲はどこに行ったのだろうか。
美咲「しかしまた会えるとは思わなかったなー」
俺「運命だよ運命!」
美咲「はいはいww」
俺「そういやいくつなの? そろそろ帰らないと補導されるぞ」
美咲「17だけどいいじゃん、そんなのww1には関係ないし」
なぜか答えを濁した美咲。
美咲「せっかく会えたことだし、もう1曲なんか弾いてよww
そしたら連絡先教えてあげる」
俺「…リクエストは?」
プライド、というものを小一時間ほど当時の俺に説いてやりたいww
いわばいい大人が子供に入れ込んでるわけだからね。
美咲「スラ男の唄!」
俺「そんなもんあるかww」
美咲「作ってよwwwwしょうがないなあ、ミスチルのシーソーゲームで勘弁したげる!」
弾いたことのある曲だったんで、うろ覚えながらも弾いてみた。
恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲームなんですよね、分かります。
ふぇぇ…眠たいよぅ。
もうしばらくしたら寝ると思いますです。
美咲「んじゃそろそろ帰るねー。あ、これ番号。気が向いたら出たげるww」
俺「気が向いたらかよww気をつけて帰れよ」
美咲「ねえ、さびしい?ww」
俺「分かったからwwww」
美咲はちょっとふてくされた顔をしながら帰って行った。
俺も帰るかと片づけをすませ、美咲の携帯番号が書いてあるであろう紙切れをみると
どう見ても家の番号でした。
うそーん。
かけにくいどころか、親が出たらどうすんだよ、これ。
電話する気ないだろ、これ。
家に帰ってからも紙切れの電話番号と睨めあっこを続けていた。
まあ、時間が時間だしと適当に理由をつけて電話をかけるのはやめておいた。
それからはまた今度また今度、の繰り返してなかなか踏み出せずにいた。
そんなことを繰り返して1週間。
知らない番号から電話があって、怪しみつつも電話に出た。
俺「はい、もしもし」
美咲「なんで電話してこないんだよー」
声を聞いた瞬間美咲だと分かった。
どうやらファミレスで一緒にいた友達から友伝いに聞いたらしい。
俺「だってあれ家電でしょ…」
美咲「スラ男ならかけてくれるって信じてたのになー」
なぜかスラ男に降格した俺。
俺「家族の人が出たら気まずいし」
美咲「そうだよねー。今日予定は?」
俺「仕事が終われば特にないけど」
美咲「じゃあ仕事終わったら駅の南口で!」
そう言って電話は切れた。
終始美咲は不機嫌でどうしたものかとも考えたけど
なにより会えることが決まって喜ぶ気持ちのほうが大きかった。
ノリノリで仕事を終えて駅の南口に向かう。
昼休みに洗車機かけて車内の掃除までしたwwww
おんぼろのサニトラが喜んでいるように見えたwwww
確か19時くらいだったかな、駅前のロータリーに横付けして美咲に電話をかけた。
すぐに分かったみたいで小走りで美咲はやってきて助手席に乗り込んだ。
美咲「なんか軽トラの車高が低くなった感じ?ww」
俺「まあそんな感じだわなwwどっか行きたいとことかある?」
美咲「特にないんだよねww適当に走らせてよ」
適当って1番難しいと思いつつ
海沿いの道を流して夜景の見える小高い丘までドライブという
とてつもなくベタかつ個人的にはベストなドライブコースを選択したww
道中の会話は特に変わったことはなく
互いの趣味の話とか当たり障りのない感じだった。
1はリア充オシャレイケメンだな
駅前でスライディングしてもJK見て見ぬ振りだったぞ
俺凄い勢いで転んだ人の振りして痛くもない脚引きずりながら戻ってきたけど
今考えたら地元駅じゃん!
また会ったらどうすりゃいんだよ(;_;)
途中で買ったコンビニ弁当を夜景を見ながら荷台で食べていた。
もう秋の始まりくらいの時期で夜風が心地よかったのを覚えてる。
美咲「なんかいいね、こういうのww」
俺「女子高生にも分かるかww」
美咲「なんかロマンって感じwwww隣がスラ男じゃなかったら最高ww」
俺「あのなあ…」
美咲「あのさ」
俺「ん?」
美咲「なんでスライディングしてきたわけ?ww」
スライディングにわけがあるとするならば
それは野球をしている子が次の塁を狙う以外に理由があるというのだろうか。
女子高生の太ももを近くで見たいという理由でスライディングすることは
世間的に認められる行為なのだろうか。
俺「ふ、太ももが近くで見たくて…」
美咲「そんな理由で?ww」
俺「というか悪乗りってやつ?」
美咲「ほんとに怖かったんだからねww」
俺「ごめんなさい…」
美咲「でもこれはこれで悪くないかもねww」
俺「え?」
サニトラ、ごめん。
今までずっと我慢してたけど、俺お前の荷台でいちゃいちゃするのが夢だったんだ。
なんてさりげない美咲の一言にときめいて
ばかなこと考えてたと思う。
そろそろ限界です、寝ます。
仕事が終わってまだスレが残ってればぼちぼち書いてくよ。
落ちてればそれまででww
一応トリップだけつけておきます。
今まで付き合ってもらったおまえら、ありがと!おやすみ。
>>62
当時は頑張ってたけど今じゃオシャレのオの字もないよww
サニトラはまだ乗ってるけどね!
>>63
ばかwwww
また会ったらスライディング男ですって名乗ればいいと思うよww
仕事頑張ってきてくださいな
スライディングは足からか頭からか、どっちなんだっ!!!
ふとももが見えたってことはヘッドスライディングじゃね?w
今起きました。
保守ありがとう!
仕事まで時間あるから、書けるだけ書いてくよ。
質問から答えていくね。
すぺっく
俺
当時26
180/70
斎藤工?を残念な感じにしたら、俺になるらしいww
あと誰かスペックいる?
スライディングは、足からいったよww
伸ばしてた足が当たるか当たらないかのところまで滑り込んだから、そら気づくわなww
スライディングするのは勝手だが、このスレから犯罪者は出したくないからなww
俺が言えたことじゃないかwwww
タイルか・・・どこの商店街がいいかな・・・・
明日から「スライディング党」が発足するww
俺「おっさんをからかうなよww」
美咲「えー、楽しいじゃんww」
やるなら今しかねえ。
やるなら今しかねえ。
66の親父の口癖はやるなら今しかねえ。
気づいたときには、抱きしめていました。
女子高生の太もものぞいて、抱きしめて立派な犯罪者です、ええ。
が、何故か抱きしめられたままの美咲。
俺「あ、あのー…」
美咲「スラ男のくせにやらかしたね」
俺「お、おこってます…?」
美咲「加齢臭くさいのが嫌!」
俺「ごめんなさい…」
26で加齢臭…とへこみ倒すものの、まだ抱きしめたまま。
かたや女の子特有のいいかほり。
かほりにやられておじさん…ふぅ。
さて離すにも離せず、抱きしめるのにも加齢臭くさい俺。
八方塞がりってやつです。
少しでも動けば、そりたつマイサンがいたいけなJKに触れて爆発してしまいそうでした。
美咲「スラ男のくせに…」
俺「ん?」
美咲「スラ男のくせに…」
何故か泣き始めた美咲さん。
もうどうしていいか分からなくなって頭の中はパニック。
美咲「こんなことまでしといて、なんか言うことないわけ?」
俺「スラ男はあたなが好きです」
確かすごいどもりながら言った。
これでもかってくらいにかんだ。
それでも精一杯の告白だった。
美咲「知ってる。だからなに?」
こいつ、鬼か。
なにか自分の中で切れたような音がしました、ブチッと。
言わばアキレス腱を切ったことがある人なら分かるでしょう。
そればりの音が俺の中をこだましました。
俺「だからなに?じゃないだろ!
知ってるなら分かるだろ!
黙って俺と付き合えください…」
怒ったこととか滅多になかったから、後半はかなり尻すぼみでしたww
美咲「なんだww言えるんじゃんwwww」
急に笑いだす美咲。
おまえらに聞きたい、どうして女は感情がこうもすぐに変わる?
教えて下品な人。
俺「笑いたきゃ笑えよ」
美咲「そうやって気ぃつかわなくて怒っていいんだよww」
俺「別に気なんか…」
美咲「わたしの中ではもう変質者じゃないし。
まあ、いつまでたってもスラ男だけど好きだよww」
こいつ、天使か。
のちのちイライラしてくるだろ
感情は表面的なものなので、本質はブレてない
「付き合ってください」の一言を言わせるための手段でしかない
明日受験なんだ
スライディング党ww
そういうの嫌いじゃないよwwww
>>122
うむ、間違いない。
でもそれの使い分けがうまい人かつ
いらつかないほどに自分に入れ込ませる魅力がある人が
ほんとのツンデレだというんだと思いますです。
>>125
なるほど納得。
ありがと下品な人。
>>131
釣りかどうか判断するのはおまいら個人だよ。
ただ受験は頑張ってくれ!
応援してるよ。
美咲「1さん、わたしで良かったら付き合ってください」
俺「ふつつかものですがよろしくお願いします!」
美咲「逆逆wwwwそれわたしのセリフwwww」
とにもかくにも美咲と付き合うことになった俺。
ぶっちゃけものすごい勢いで浮かれてた。
俺「あー、もう9時じゃん。家まで送るよ」
美咲「門限とかないから別にいいよwwww」
俺「いや、それはだめ。俺が捕まっちゃうww」
美咲「じゃあスラ男の家に行こう!そうしよう!」
俺「自分の家に…」
途中で会話を突っぱねられ、車に乗りシートベルトをしめだす美咲。
とりあえず駅前でもう1度説得しようと来た道を戻ることにした。
すごい浮かれて嬉しいはずなのに
なんだか気持ちが晴れなくて、もやもやしてたと思う。
駅前について説得を試みるもやっぱりだめ。
置いて帰ることもできたけど、それも心配で出来ずに
結局帰路についておりました。
まあ、家に帰りたくない時期なのかなー
俺にもそんなことがあったなー
なんて考えたいんだけど、なんか微妙に違った。
大事にしたいっていうのは建前で、やっぱり自分の身の保身もあったと思う。
美咲「うわー、普通のマンションww」
俺「男が1人で暮らす分には十分なんだよ」
ほんとに普通のワンルームマンション。
なぜかシャワールームだけ微妙に外から覗けるホテル仕様wwww
俺「えーっと、どうする?」
ベッドの上でごろごろしている美咲に比べ、どうにもこうにも落ち着かない俺。
美咲「どういう意味、それwwww
先にシャワー浴びる?とかそういうの?wwww」
俺「そんなんじゃなくて…」
美咲「意気地なしwwww
じゃあちょっと話聞いてよww」
セー欲も行き過ぎると消沈する、不思議なもんです。
仕事行ってきます;;
お付き合いありがとうです。
明け方頃に来れたら、また書いてくよー。
ではでは ノ
はやく戻って来いよ
明日の朝、また来るぜ!
もちつけおまいら
保守
ただいま帰宅いたしました。
保守が多くてワロタwwありがとう!
またぼちぼち書いてきます。
きたゃー
美咲「スラ男の家族構成は?」
俺「なに、このお見合い的なノリはww」
美咲「いいから答えてよ」
美咲がすっごい真剣な顔してたのを覚えてる。
なんか顔見て話すのもためらうくらいに。
俺「普通の親父に普通のおふくろに、放浪癖のある兄貴」
美咲「放浪癖ってww」
俺「いや、今もどこに居るか知らないしww
というか質問の意図がいまいち…」
美咲「いいなー、スラ男の家族にいれてほしいなー」
事の核心には触れそうで、触れれない距離な気がした。
深入りしていいのかだめなのか、判断が難しかった。
それでもただ待つのももどかしかった。
俺「美咲のとこはどんな感じ?」
美咲「姉ちゃんと2人。
ただの同居人って感じで家族には程遠いけどww」
半笑いの美咲の目からは涙が流れていた。
スラ男君、どうやら地雷を踏んだ模様。
俺「同居人って…」
美咲「いや、ほんとにww
姉ちゃんはひっかえとっかえ男連れ込んでくるし
家にいるのに全然落ち着かないww」
なんでか胸が痛んだ。
家に帰りたがらない理由がなんとなく分かったのに
同時に俺ができることなんて大してないことも分かってしまった。
美咲「別に愛がほしいだとか、そんな悲劇のヒロインみたいなことは言わないからさ
ただスラ男には一緒に居てほしいって話。
ていうかわたしで良かったら一緒に居させてほしい」
少し前まで自分の身の保身だとか考えていた自分がばからしく思えた。
もとはと言えばスライディングした時点で捕まって人生詰んでても
おかしくなかったと考えれば、この先なにが起きても大丈夫な気がした。
俺「今から出るぞ。車出すから家教えて」
美咲「なに急にwwわたしがしおらしくしてみたら男らしくなっちゃってww」
俺「いいから」
思わず美咲の手を引いちゃって家を出て車に乗り込んだ。
車の中ではなに話したらいいか分からず
ただ道案内している美咲に返事するだけだった。
以外に家は近所で車で10分弱の距離だった。
着いた、と言われたそこは超高層マンションww
お嬢様かこいつ。
美咲「ほんとに行くの?」
俺「うん」
美咲「多分姉ちゃん男としてるよ」
俺「え」
それはまずい。
美咲「ね、やめとこうよ」
俺「ここまで来て退けるか」
スラ男、プライドはないが意地はある模様。
けーっして姉ちゃんのセー事情が気になるとかじゃないんだからねっ!
しぶる美咲を連れて、部屋まで案内してもらって
玄関の扉を開けてもらう。
人の声はせずにまずは一安心。
扉が開く音に気付いたのか、奥の部屋から姉ちゃんが出てきた。
さあ、勢いでここまで来たけどどうしたらいいかすごい悩んでたと思う。
美咲姉「彼氏?」
俺「あ、ども。スライディング男です」
美咲姉「は?」
すごい勢いですべった。
美咲にかましたスライディングよりもものすごい勢いですべった。
というか予想より美咲姉が普通の人で焦った。
俺「すみません、美咲さんとお付き合いさせていただいている1というものです」
美咲姉「で、なにしにきたの?」
なんか嫌悪感丸出しの美咲姉です。
後ろでは俺のシャツのすそを美咲が握っておりました。
俺「お話をしようと伺いました。
美咲さんをしばらく僕の家に泊まらせてもよろしいでしょうか?」
美咲姉「いや、あんたさっきからなんのなの?
美咲も後ろで黙ってんじゃないよ」
しょんべんちびるかと思った。
美咲「もうこんな家にいるの嫌なの」
美咲姉「だから男見つけて寄生しようって?」
美咲「そんなんじゃないもん!」
壮絶な姉妹喧嘩が始まったようです。
手も足も口も出ずに立ちつくす俺。
美咲姉「別にあんたがどこに住もうが知ったこっちゃないけど
あとで泣きを見ても知らないからね!
今から男来るからもう出てってよ!」
最後の最後でヒスかまして、俺と美咲を玄関から突き出す美咲姉。
俺「俺が美咲の居場所になりますから!」
やっと言えた一言がこれでした。
ただ後味の悪さは半端じゃなかったように思う。
美咲「スラ男やるじゃん、かっこよかったよ」
俺「え」
助手席にあった美咲の顔がなぜか俺の顔の前に。
スラ男、女子高生にキスされたでござるの巻。
時間が止まるって感覚を初めて味わったwwww
やっぱり若い子の唇は柔らかい、ような気がした。
美咲「ご褒美ってやつ?ww」
俺「もうなんか台無し」
互いに緊張がほぐれたせいか帰りはえらく会話がすすんだ。
キスのせいでまた別の緊張はしてたけどねwwww
俺「ていうか、着替えとか日用品は?」
美咲「あちゃー全部家だ。明日買いに行くから付き合ってよ」
俺「仕事終わりになってもいいなら!」
なんかいろいろ段階はすっ飛ばしてるような気もしたけど
それでもこれから始まる暮らしにドキドキせざるを得なかった。
家に帰ってからも話は尽きなかった。
普段俺が着てるスゥエットを美咲が着るとぶかぶかで
それがおかしくて笑いあったり、翌日も仕事だったのに朝まで話し込んでた。
なんだか一緒に寝るのはまだためらわれて
美咲はベッドで、俺はソファーで寝た。
美咲に体を揺すられて目が覚めた。
いやあ、夢か現実か疑ったねww
美咲「ご飯できてるよ!」
普通にトーストとインスタントコーヒーだったけど、格別に美味しく感じた。
恋が最大の隠し味ですってか、やかましいわww
しばらくしてそろそろ家を出る時間になった。
俺「じゃそろそろ行ってくるわ。
ちゃんと学校行けよー」
美咲「はい、行ってらっしゃい。
あ、待って!」
俺「ん?」
通算2度目のキス。
しかも行ってらっしゃいのキス。
真剣に夢なんじゃないかと疑った。
たまらなくなって美咲を抱きしめると柔らかくて
やっぱり夢なんじゃないかと疑った。
俺も嫁と毎日のいってきますのチューして仕事いくかぁ
睡魔に勝てず…ちょっと寝てきます。
また時間見つけて書いていきますね。
朝早くから見てくれてありがとう!
>>228
なんとなくだけどその日のモチベーションはあがるww
嫁さんもきっと喜んでくれるはず!
待ってるよ
おはようございます。
なんかすっかり暖かくなってきて春って感じがしてきたね。
また仕事まで書いてくよー
それから自分でも驚くほど生活に変化があった。
まず部屋がきれいになって明るく?なった。
すごいいいにおいがするようになったww
仕事から帰れば美咲がご飯作って待ってくれていて
たまには友達と遊んでこいよって言っても、必ず俺が帰る頃には家にいた。
週末はいろんなところに2人で行って
誕生日を祝ってみたり、美咲の学校行事に参加したりもした(父兄ってことでww)
たまに美咲姉のところに行って美咲は元気にしていることを
伝えようとするも基本的に居留守を使われて取り合ってくれなかった。
これ以外はすべてがうまくいってて、本当に幸せな日々だった。
美咲も3年生になって、進路のことも気になってさりげなく聞いてみたんだ。
俺「お前進路どうすんの?」
美咲「ひみつ〜のあっこちゃん!ww」
俺「いや、茶化すなよ」
進学するならするでそれもいいと思っていた。
もしかしたら美咲を家に閉じ込めてしまったような
そんな罪悪感を感じていたからなのかもしれない。
美咲「なによもうww就職するよ!」
俺「進学は?したいこととかあるんじゃないの?」
美咲「ほんとになにwwなんかあやしいぞ!浮気でもした?ww」
俺「違うけど…」
うーん、女の勘ぐりは半端ないです。
美咲「別に進学できる頭もあるしお金もある。
わたしがしたいことは進学じゃなくてスラ男といること。
それが1番の幸せだよ!とか言っといてあげるねwwww」
こうやって言われちゃうと言い返す言葉もなく。
ただ希望している就職先までは教えてくれなかった。
冬になってすぐ美咲の就職先が決まったらしい。
駅前でスライディングをかました女子高生が社会人になると考えたら感慨深かった。
俺にも三十路の足音が徐々に近寄ってきていて切なかった。
そんな2月の終わり。
美咲の卒業式に、最後の女子高生姿を見ようと参加しておりました。
美咲「出会ってもうすぐ2年だってww」
俺「JKブランドにもさよならですねwwww」
美咲「もうスライディングしてくれない?」
俺「一生で1回したら充分だろwwww」
道中、思い出話に花をさかしていた。
式も滞りなく進んだんだけど、保護者の観覧席の隅っこに見たことある顔を見つけた。
一瞬目が合って、その人は逃げるように体育館から出て行ってしまった。
間違いなく美咲姉だった。
ちょうどタイミング的に卒業生が退場しようとしているところで
追いかけるに追いかけられず、すごくもどかしかった。
もう1度ちゃんと話をしたかったと思いつつも
式が終わって出てきた美咲とその友達の盛り上がりように圧倒されていた。
さすがに今日は友達とゆっくりしてほしかったので
美咲に一言だけ残して学校を後にした。
家に帰ると久しぶりに1人な気がして、なんとも言えない気持ちになった。
確か日付は変わる前に美咲は帰ってきたと思う。
俺「おかえりー。改めて卒業おめでとう!」
美咲「姉ちゃん来てたみたいだね」
俺「あー、うん。目だけあった。すぐ帰っちゃったけど」
美咲「卒業式が終わってちょっとしてメール来てたよ。
スライディング男くんによろしく、ってww」
なんだか認められたような気がして、嬉しくてとび跳ねた。
下の階の人に床をドンドンされた。
春になって、うちの会社にも新入社員がちらほら確認できた。
基本的に現場で仕事してるもんで、新入社員の指導にあたっていてあたふたしてた、そんなときだった。
友「お前も隅におけんのうww」
俺「は?」
友「とぼけんなよww」
俺「まじでなんの話?」
急に突っかかってきた友の話に理解ができずに戸惑ってた。
友「じーむしょ」
俺「事務所?」
友「あれ?まじで知らんの?」
俺「だからなにがww」
友「取りあえず事務所行ってみろよwwww」
とにかくにやにやした友が印象的だった。
隠す理由って言えばそれくらいしか・・・
事務所になんて滅多に行くことないから、ちょっと緊張しつつも事務所に入る。
周りを見渡す。
相変わらずおば様方のエデンとかした事務所。
美咲「よっ!」
うそーん。
まさか、と思いつつも、忘れ物を届けにきてくれたのかと考える。
でも着ているのは会社の制服。
美咲「今日からお世話になります、美咲です。
至らないところばかりですが、ご指導のほどよろしくお願いしますwwww」
おば様方にやにや。
美咲はしたり顔。
昼頃には同僚にもこの事実が知れわたり、好奇の目にさらされました。
これだから零細は…。
すげーな
とんでもないことになったと思いながら、仕事を終えて帰宅する。
美咲は夕飯の支度をしているところだった。
俺「あれ、どういうことだよ」
美咲「おかえり!サプライズ的な?ww」
俺「勘弁してくれ」
美咲「未成年と付き合った次は、社内恋愛ですかww
背徳感しかないね、スラ男ww」
誰のせいだよ…。
美咲「いやあ、しかしバイトとは比べ物にならないくらいしんどいね」
俺「そんなもんだよ」
しんどいと言いながらも、楽しそうに仕事の内容を話す美咲。
それを見ていると怒る気にもなれず、これはこれで良かったのかなと思うことにした。
明日新聞一面に
「謎の現象!!スライディング男大量発生!!」
「捕まるスライディング男達!!」
ってなるぞ!!
しっかし羨ましい限り
いいね!
ちゃんとスライディング出来るかな?
しばらくの間はばたばたしてたけど、だんだん生活も落ち着いてきていた。
気付けば夏になっていて、お盆に実家から帰ってくるようにと
催促もあり、美咲の紹介も兼ねて俺の実家に行くことにした。
美咲「スラ男の実家かー、お兄さんいるかな?ww」
俺「いや、いないだろww」
美咲「早くお母さんと話してみたいなあ。
スラ男の小さいときの話とか聞いてみたい!」
俺「なんでもいいけど実家でスラ男とだけは呼ぶなよww」
確かこんなことを話ながら
車で4時間くらいの距離を走らせてた。
仕事に行ってまいります。
なんだか小出しにしてるみたいで申し訳ないれす。
また明け方来れたら来ます!
>>284
良くも悪くも驚きましたww
>>285
俺自身が目的なく大学に行くくらいなら
やりたいことやるべきだって考え方の人間だったから
あんまり強く言えなかったんだよね。
>>286
それを判断するのはおまいだよ!
>>287
有言実行って言葉がぴったりだよねww
>>289
それはまずいww
だが、そんな一面も見てみたい気がする。
わたしだけでしょうか、いいえだれでも。
>>290
怪我だけはしないでほしいww
>>291
はたして国民の支持が得られるのかどうかww
>>292
タイルならうまくやれるよ!
酔った勢いでスライディング、もうできないねw
こういうの
いいなぁ
JKにスライディングしたら、あちこちズリ向けるはおまわりさんくるはで散々だったorz
おまえwwww
ちょwwwwwwww
「彼は離党しました」wwww
…うらやましくないじゃん…か…
引用元: ・女子高生にスライディングしたら付き合うことになった話
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