同級生に問題児がいた。今で言う放置児でもあり、いじめや嫌がらせをする子だった。
クラスの子の筆箱を踏んで壊して「これは象が踏んでも壊れないのとは違ったな〜間違えたわ〜」とシレッと言ったり、
当時、検便検査があってマッチ箱に入れて持って行って教室の回収カゴに入れるのだけど、女子のを見つけて開けて
「わあ、お前の〇んこ、くせー」とか言って泣かしたり、下校時に鍵っ子に着いて行って強引に家に上がり込んで
滅茶苦茶やったりと相当な問題児だった。その子の親に相当苦情が行ったり担任が注意したけれど、全く変わらなかった。
子供を放置するような親だから無駄だったのかも知れないわ。
また、苦情を言った家の車が後日、傷をつけられたりして、その問題児がやったのだろうと言われていたが、
証拠がないからと親から突っぱねられたと私の親から聞いた。
気の弱い子は徹底的に嫌がらせをされた。問題児のせいかかどうか知らないけれど転校した子もいた。私にも嫌がらせをしたり
家にも来たけれど、私の父親が体格が大きく声も大きい人だったから、一度叱られてからはその問題児は私の家までは来なかった。
その騒ぎは私の家の斜め前の家だったからよく覚えている。「盗んだ車のキーを返せ」と怒る人に「初めから開いてた」と開き直っていた。後から警察官も来たけれど、その後どうなったか知らないが、
何も無かったようにその問題児は翌日からも登校していた。その家の子供は下級生の男子だったけれど、問題児にいじめられたり、親の留守中に無理やり家に上がり込んだり、あまり言えないような事も
したそうだ。何をしたのと母に聞いたが言葉を濁すばかりで分からなかった。
それからしばらくして、その問題児が行方不明になった。、その子の親やPTAの人や先生たちが探していたけれど、見つからなかった。そして、数日後、海で遺体が発見された。
婆は見たの。行方不明になったその日の午後、その子が以前、忍び込んだ車にまた入り込んだのを。そして、そのすぐ後、車が出て行ったのを。その後、どうなったかは知らない、気が付いて降ろされた
のかもしれないし、行方不明騒ぎとは関係なかったのかもしれない。
でも、そのことを誰にも言わなかったのが黒い過去。
小説を読んだような読後感
そこらのミステリードラマより背筋が凍った
フィクションだと信じることにするわ
きっとこのフィクションでは、海は子どもの徒歩で行ける距離にあるのね
近隣住民は、親も含めて幸せな気分になっただろう 海ありがとう、と
読後感のいいフィクションだわ
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