やっと謝ってくれる気になったのかと思い、仕事中の夫にメールを入れてから義実家に向かった。
玄関から声を掛けたら、2階に来いと奥から聞こえた。
なにか不穏な空気を感じて慎重に2階に上がった。
正直、感じていた覚悟は思っていたのと違ってもしかしたら私を殺す気なのかもと本気で思った。
すると二間続きの和室の鴨居にロープを下げて、ドラマで見るような姿の義母がいた。
輪っかに首を入れて、足元の椅子を蹴飛ばせば終了〜って、あのシーン。
そして義母が「息子にも無視されて生きてても仕方ないから死ぬことにした。
そこまで追いつめて満足でしょう?あんたを恨みながら死ぬのよ」と言った。
本気なのか脅しなのかは分からなかったけど、無茶苦茶腹が立った。
そもそも絶縁したのは、結婚して一年目に私の母が追突事故に巻き込まれて四肢の一部を欠損した時、
「嫁の母親が不自由者ってのは恥ずかしい。これからうちの冠婚葬祭には来てほしくないってのが本音」
って言われたんだ。
それを聞いた夫が超激怒して、私を連れて家を出た。(それまで同居していた)
私は腹が立つよりショックの方が大きかった。
以来、最低限どうしても必要な時のみ夫がひとりで義実家に行き
生まれた子供も一切義母には会わせていなかった。
あの時、あれだけ怒った夫に対して義母は「本当の事を言って何が悪い」と言うスタンスだった。
例え今更なことでも、あの時のことを謝るつもりなのかもと思って出向いた自分が馬鹿みたいだ。
私はその場で正座して義母に「どうぞ。見届けてあげます」と言った。
そして「期待に沿えなくて申し訳ないけど、あなたが死んでも私は何とも思いません」とも言った。
ショックなんか受けるもんか。せいせいする。本気でそう思った。
義母は震えていた。だから言ってあげた。「怖いのは一瞬ですよ」って。
そして義母は本当に吊った。
相当苦しんでた。ロープ取ろうともがいてた。それをずっと見てた。
完全に動かなくなったのを確認して、それでも15分ほど待ってから119番した。
義実家に到着してから発見するまでのタイムロスも、
呼ばれて行ったのにいなかったから、町内の用事か何か分からないけど
急用でちょっと出掛けてるんだろうぐらいの気持ちでリビングで待ってたって言った。
遅いなーと思いながら、同居してた頃の部屋がどうなってるか見たくなって
2階に上がったら・・・ってことにした。
絶縁の理由も聞かれたからそのまま答えた。
だから謝ってくれる気になったのかなって思った、とも。
親戚もみんな絶縁の理由を知っていたから、私に同情する声はあったが
義母のことは「最後まで根性がひねくれ曲がってたな」と言われていた。
ただ、それでも夫にとっては母親。
しばらくは複雑な思いに悩んでいる様子もあったが
今では、心配の種が無くなったのは良かったと思ってるらしい。
自分が手を下したとかそういうわけではないけれど
義母に引導を渡したのは事実。
このことは墓場まで持っていく。
ちゃんと見てプレッシャーかけないと吊ってくれないか。
ホラー映画大好きだからかな。
全然平気だったよ。
きっと義母以外の人だったら必死で止めただろうし
発見しただけでもトラウマになってたと思うけど。
逆に言えば義母だから平気だったと…。
もしかして、殺しに来たら返り討ちにして正当防衛主張しようとか覚悟してたのかなと思ってしまった。
自分ならノリノリで煽って中断させてしまいそう
※管理人オススメのキチな記事はこちら↓↓※(定期的に更新致します)
- 初売りの列に並んでたらオバちゃんに割り込みされた!俺「俺が言おうか」彼女『いや、放置でいい。まあ見てて』 → すると・・・
- 電車で寝てたら、「どけよオッサン座れねーだろ」と大学生に脛を蹴られた → 俺『シュッ!』大「ひょいあぁぁあ!」俺『うわ!こいつ漏らしやがった!』 → なんと…
- 嫁「仕事を辞めたい」俺『俺の貯金(3000万)にすがるのか?あと、毎月5万程度の謎の出費があるのはなぜ?』嫁「あっ…」 → なんと…
- 念願のタワマンの高層階を購入 → 友人『遊びに行きたい!』私「おいでよ~」 → 当日、マンションの前に見知らぬ男が。どなたか尋ねたら・・・
- 泥ママがうちの不在票を盗んだ!泥ママブログ『ズワイガニ^^』私「警察に来てもらった」泥ママ『私さんに泥棒扱いされた!氏にたい』私「は?」 → 結果…
自分もそう