814: 名無しさん@おーぷん 21/03/15(月)14:41:19 ID:zW.to.L1
母の同窓会が、コロナの影響で取り消しになったという話を聞いて
思い出したことがあるので、書いてみる。

私が2年生頃まで、母は高校生時代の友人Aと付き合いがあった。
私と同じ年頃の息子さんがいたので、それも含めて情報交換や雑談を行う事で
お互いにストレス発散をしていたと思うが、会う時はいつもAの自宅だった。
それは別にいいのだが、生活感丸出し…というか、室内は脱ぎ捨てた服が置いていたり
ゴミ箱一杯になってるのにそのままだったりと
「誰か訪ねてくる時は、家は綺麗にしておくのが常識」と思っていた私は
最初家に入った時は、その汚さが衝撃だった。

そしてAは地声が大きい、だみ声、距離なしで、子供ながらにとても苦手だったが
私が知らないだけで、良い所もあるから母も付き合ってるのだろうと、表面上は我慢してた。

だけどある日、Aの家へ行った時、テーブルの上に置かれていたバナナ1本を持ってきて
「お腹すいてない?」に始まり「バナナ食べる?」「子供ってバナナ好きよね!」「ほら遠慮しないで!」と
矢継ぎ早にしゃべりたてて、私にバナナを渡そうとしてきた。
私は正直バナナはそこまで好きではないので「いらないです」と何度も断ったが
「子供のくせに遠慮しいね!」「あんた(私母)の子供大人しいね!w」「ほら食べて!」と
とにかく押し付けるし、母は母で「もらいなよ」とAを擁護し始めた。
「私がバナナそこまで好きじゃないのを、親のくせにしらない訳ではないのに」
「いらないと言ってるのに押し付けてくるのやめさせてよ」
「友達の前だからっていいかっこしいか?」
と母親に不信感を持ち、そして「食べろ」「いらない」の問答が続き、あまりにしつこかったので
イライラした私がつい出た言葉は「そのバナナ、腐ってるから私にあげようとしてるの?」だった。

一瞬静まり返って、Aも母も固まっていたが、その言葉に一番驚いてたのは、私自身だった。
腐ってないのはわかってたけど、相当イライラして出た言葉だったと思う。
母にすぐさま「私子、謝りなさい!なんて事いうの!腐ってるのなんかあげる訳ないでしょ!」と
めちゃくちゃ怒られたが、私は謝らなかった。
子供なりに「断ってもしつこいAが悪いのに、私が謝る必要はない」という意地だった。
Aは「なにこの子、面白い事言うね〜w」と笑っていたが、内心どう思ってたかはしらない。

一旦受け取るとかやり過ごす事もできただろうが、小学生当時の私は、そこまで頭が回る程賢くなかった。
とにかく無理なものは無理だとわからせたかった。
この件で母は私を連れてA宅へ遊びに行く事はなくなったのは、喜ばしい事だった。

あと大人の話だからわからないだろう、聞いてないだろうと思ってるけど
意外と子供は大人の話聞いているんだよね。

旦那の稼ぎが悪く生活が苦しい事、パートをしたいが旦那が「男に恥をかかすな」と嫌がっている事
姑と仲が良くない事、離婚を考えてるが親権を旦那にするなら離婚をしてもいいと言われている事
等を母に愚痴っていたのを今でも覚えている。
もちろん当時はなんの事だがよくわかっていなかったが、大人になった今なら
そういう事を話していたんだなとわかる。
A旦那は、今でいう経済DVとかそういうのだったのだろう。
だからお金がなく、私の母と外で会う事ができなかったのだ。

いつからか母もAとの付き合いがなくってしまったが
同窓会が開かれていたら、Aとの交流が再開されていたのだろうが。

引用元: 何を書いても構いませんので@生活板103