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長文で文章力もない駄文です
その日はいつものように帰路についていたところ偶然同じクラスの男子と出会った。仮にそれをKとする
Kとは途中まで帰り道が同じだった事もあり一緒に帰ることになった
その過程で雑談している内にあるゲームの話題で盛り上がりKの家へ寄る事になる
(Kの家には小学生の時も遊びに行った事があるので初対面ではない)
その時は中学校に上がってから不登校に陥らない程度にいじめられていたのもあってか
初めて友達が出来たと思って自分の中でテンション爆上がりだったのを覚えている
Kの家はゴミ屋敷に近く、Gやネズミも頻繁に見かけるような環境だったが
それでも共通の話題で盛り上がれる友達が出来た事が本当に嬉しかった
それから暫くはKの家へ足繁く出向くようになり
ゲームをしたりイラストを描いたり近場のスーパーやゲーム屋に出掛けたりして過ごし
時にはお互いの家に泊まりに行ったりもした
しかし徐々にKからは自分本位で乱暴な所が見え始め、俺の大嫌いな某少年探偵アニメを無理矢理見せてきたり
自分の趣味に合わない物(主に子供っぽいものが殆どだが、何故かゲームの場合はOKなのが謎だった)が一瞬でも目に入ると機嫌を損ねたり
Kが熱狂的に好きなアーティストを少しでも批判したと捉えられるような発言をするとヘッドロック等の暴力を振るわれた
早い時間にも帰らせてもらえず、Kの家から帰って来た時は大体9〜10時過ぎだった
またKは俺の家に泊まりに来た時、寄ってきたコンビニでチューハイを万引きしてきた事を自慢気に話していた
俺は心の中で「こいつと付き合ってていいんだろうか…」
と、Kに対して得も言われぬ恐ろしさを感じていた
YとMもK同様に性格が悪く、Yは陰険、Mは暴力的な感じだった
MはあまりKの家には来なかったが、Yは比較的Kの家に遊びに来る事が多かった
KはYの肩を持っている節があり、やることなすことYが正しいかのように扱い、そこにいる俺は針の筵状態
ちなみにYだけが俺の家に来る事もあった
それでも俺はせっかく出来た友達を失くすのが嫌でK達と付き合うのをやめなかった
Kに借りパクされたり機嫌を直すためにあげたゲームも数知れない
そんな生活を繰り返し高校生になったある日の事、帰り際にKがこう言った
「おい○○(俺の名前)、今度の金曜日俺の家に泊まりに来い」
もう限界だった。この頃になるとK達と付き合うのが苦痛になっていた
金曜日が近づくにつれ憂鬱になっていき、俺は思いきって親に相談してみた。そしたら
「もうあいつの言った事は断ってしまえ」との答えが返ってきた
俺は親が家にいる事もあってか、約束の日になってもKの家には行かずにいた
すると電話がかかってきた。案の定Kからだった
俺は一方的に「もしもしK君？悪いけどもう君とは付き合えない。泊まりに行くのもやめる。さよなら」
みたいな事を言ってそのまま電話を切った
これがいけなかった。すぐさま再び電話がかかってくる
「ｳﾞｫｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!ｸﾞｩｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!ｶﾞｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!」
今までKの口からは聞いた事もない怒声が聞こえてきた。Kはひとしきり叫んだ後
「何だぁ？もう俺とは付き合えないだぁ？泊まりに行きたくないだぁ？
てめえいつから俺に向かってそんな口聞けるようになったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
こういうのを逆鱗に触れると言うのだろう。あまりの激怒ぶりに俺は電話の向こうで必死に謝るしかなかった
それと同時に俺はKにとって友達ではなく、単なる子分や舎弟ぐらいにしか見られてなかった事を痛感した
その件は紆余曲折を経て何とか収まったものの、俺はK達が家を襲撃してくるんじゃないかと一週間くらい怯えてた
本気で家族に引っ越しを頼み込んだくらいだった
それから数日後、夜中に電話がかかってきて、何でも出前の注文が家に来たらしい(この事は記憶が曖昧で間違ってるかもしれない)
多分奴らの仕業だと思った
俺は運良く二階にいたのでその様子の一部始終を階段から伺っていた
K達が帰った後、ゲーム機の蓋を開けてみると
そこには同じく借りパクされていたゲームと一通の手紙が入っていた
要約すると謝罪文と復縁を求める内容だったが、俺はもう奴らとは一切付き合うつもりはなかった
あの連中とまた付き合っていたら今度は本当に取り返しのつかない事態になってたかもしれない
そう思うと今でもゾッとするし奴らとは絶交して良かったと思っている
そんな経験もあって、今では他人と友達以上の関係を持つことが怖くなってしまった
自分の時間を取られる気がするし、下手したらKの二の舞になるかもしれない
それから十数年後。Kの家はいつの間にか空き家になってて
老朽化で倒壊の恐れがあるという理由で取り壊される事になった
今ではその敷地は更地になっている
跡形も無くなったその光景を見る度に
「もうKに借りパクされた物は戻って来ないんだな」と空しさと悔しさがこみ上げてくる
それでも奴への憎しみは収まらず、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというのか
学生時代Kと下の名前が同じ生徒の殆どが俺に危害を加えてくる奴らばかりだった経験と相まって
Kと同じ名字や名前の芸能人や著名人が出てくると
腸が煮え繰りかえるような不快感を覚えるようになった
特にKの下の名前と同じ有名人は同音異字のものも含め
リアルでも5chでもアンチがいないような素晴らしい人物ばかりなのがまた腹立たしい
ゲーム機の件以来Kからの音沙汰は無く行方も分からないが
俺に残した精神的苦痛は無くならないだろう
以上、長文&駄文失礼しました
中〜高校の時に経験した出来事
友達ではなく、単なる子分や舎弟ぐらいにしか見られてなかった事を痛感
俺に残した精神的苦痛は無くならないだろう
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 47話目
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