ちょっと大きめの仕事が一段落ついて、今日は何か美味しいものでも作ろうと思って会社帰りに
閉店間際の高級スーパーへ。何作ろっかな〜と物色してるとA5ランクの、それは見事な松坂牛が半額。
いつもは売り切れてるのに、タイミング良かったのかその時は残ってた。
うわぁこれって買い?でも半額とはいえやっぱり高いよね?でも一回食べてみたい。
あ、お隣にA4の米沢牛がこれも半額。こっちは少し安いし、やっぱこっち?
でもせっかくだしなぁ…と肉2パック交互に睨んでたら後ろから人の気配がしたので振り向くと
身なりの良い上品なおばさまがこっち見てた。
邪魔だったかなと思って「すみません」とパック持ったまま退けると、おばさまニコニコ笑いながら
「いいえぇ、夕飯の買い出し?そう、若いのにちゃんと自炊して感心だこと」
「いえ、まだまだ基本的な物しか作れなくてお恥ずかしいんですが」
「そんなこと無いわよ〜できあいのもので済ませないだけでも十分立派よ〜」
などとほんの1,2分立ち話をしたところでおばさまが切り出した。
「ねぇ、良かったら結婚する気はない?あなたのこと、とても気に入ったんだけど」
「……はいっ??」
「見たところ本当にしっかりされているみたいだし、あなたみたいなお嫁さんだったら
きてもらってもいいわ」
「…はぁ」
その家は古くからの土地持ちで、それも都心のターミナル駅の近辺に持っているので、名前を聞けば
誰でも知ってるような百貨店や商業ビルに土地を貸していてお金は有り余っている。
しかしそこの子供達がもう良い年なのに全然結婚しようとしないので不思議に思っていたら
長男長女が同性にしか興味がない人達で、残りの次男はノーマルだがタネが無い。
いつか長男長女が目を覚ましてくれると期待していたが、もう子供を作るにもギリギリの
年齢になってしまった、もう待てない。こうなったら形だけでもどっちかを結婚させて
子供を作らせないと跡を継ぐものが居ない、
そこで割り切って子供だけ産んでくれれば一生お金には困らないようにしてあげる。
行為が嫌なら人工授精でも何でもいい。
好きな人と添い遂げたいなら、2人ほど産んでくれればあとは離婚して好きな人と一緒になっても構わない。
勿論子はこちらで育てるし、出て行く際にそれなりの金額は用意する。
「破格の条件だと思うんだけど、どうかしら?」
とにこやかな表情を崩さずに語りかけるおばさま。固まったまま動けない私。
「えっと、あのぅ…」
どこからつっこんで良いか分かりません…
泣きそうな顔で固まってたらしく、はっと気づいたおばさまが
「あらあら、そうよね、急にそんな事言われても困っちゃうわよね」
とにこやかなまま名刺を出し、「その気になったら連絡してくださる?」と
おっしゃったところで我に返り、2,3歩後ずさりしたあとそのままレジへダッシュ。
気が付くと肉両方買ってた…orz
こんな都心で、あんな上品なおばさまが、ニコニコ笑いながら素で(むしろ好意で)
「出産マシーンやらない?お給料ははずむから♪」
発言したのがスレタイ。
その後、米沢は冷凍ストックに、松坂はスキヤキになりました。あり得ないくらいうまかったっす。
うますぎたので、今日はスキヤキの残り汁にオージービーフとタマネギ放り込んで牛丼。
オージービーフなのに松坂牛の出汁だけで超ウマー☆
しかし、よく考えたら玉の輿に乗り損ねたような気もするのは気のせいだろうか。
ま、良いけど。守るべきものが大きすぎるのは、それはそれで大変なんだな〜。
引用元: ・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 110度目
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