専業主婦のAは、味噌や醤油を手作りする丁寧な暮らしをし、町内会や子ども会でも活躍する評判の良い人。
ところが不景気でご主人の収入が減ったのと、2人の息子さんの教育費が高くなってきたのをキッカケに働き始めることに。
しかし若い頃に介護の仕事を少〜しやっただけのAに合う仕事がなかなか無く、ようやく見付けたお弁当屋さんの仕事は、キツい上、給与安いとのこと。
疲れ果てたAは、私が在宅勤務している事に興味を持った。
子ども会のシガラミで、在宅勤務でも決してマイペースで出来る仕事ではない事をみんなの前で説明しないと、子ども会の業務を押し付けられるので、事細かに説明したことから食い付かれたのだ。
私の仕事は、主に顧客への電話とデータ入力。社内ルールは細かくて厳しい。当然色んなお客様が居るので、ケースに応じた臨機応変な対応が必要。
そして1日に何度かweb打合せが入るので、在宅勤務とは言え、デスクに張り付きっぱなし。
先週も始めたばかりの人が「思ったよりしんどいわ」と辞めたばかり。
辞めた人が居るから、確かに人手は必要なんだけど、オフィスワーク未経験のAには無理。
Aは、私がワンコの散歩をしていると「こんにちは〜」と近寄ってきて、仕事のことをアレコレ聞き始め、紹介して欲しいと言い出した。
そこで「今は募集してないし、募集した場合でも同じような仕事の経験が必要だから」と穏便に断ろうとした。
それでもAは
「何とか雇って貰えるよう、上の人に言ってくれないかな。お願い!私、絶対仕事出来るから!」と言う。
何故未経験なのに出来ると思うのか聞くと、何故かAは2人の息子さんの話を延々と始めた。
「うちのムスコちゃんは、クラスでいつもリーダーに選ばれて頼りにされるし、成績もだいたい1番か2番。
地頭がいいから、やれば何でも出来る。」
何が言いたいのか最初は分からなかったが、どうやらAは、2人の息子さんが優等生なので、なぜか自分自身の能力も高くなったような錯覚を起こしていた。
私は過去の町内会や子ども会活動の様子から、Aがパソコンはあまり上手くない事を知ってるし、ちょっぴりドジな事も知ってる。
Aに「働くのはAさんでしょ。息子さん達が立派なのと、Aさんのスキルは別物でしょ」と説明したが
「でも…あなたに出来るんだから私にも!
だって私の方が凄いんだから!
うちの子の方が偏差値高いんだから!」と言い出した。
私の目の前に居るのは、いつものふんわりしたAではなく、キチだった。
これは話しても無駄だと思い
「今は募集してないのよ」の一点張りで断った。
Aは近所の人にも「私さんが仕事を紹介してくれない」と愚痴ったが、近所の人たちからも「え?Aさん、パソコン使った仕事出来るの?」と突っ込まれてた。
A一家は決してキチ一族ではないので、恐らくAをセーブしてくれるはずと信じてる。
おうちで一連の愚痴を言えば優秀な息子さん達や、優しい旦那さんが諌めてくれるだろう。
現にあれ以来、家に凸など一切ない。
ただ、穏やかふんわり奥さんだと思ってたAにキチ要素が有ったのには驚いた。
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