
俺は当時トイレ掃除の当番で、友達と一緒にしゃべりながら掃除してたわけよ。
まあ、ある種のアンテナっていうの?助けを求める声みたいなのが聞こえてさ。
「ん?なんだろう」って思ったのね、それを友達に言ったんだけど全然相手にしなくてさ。
気にせず大器の掃除に移ろうとしたのね、でも、やっぱり俺の中の正義が疼くわけよ。
ふと、大器の中(この頃は下まで直通で穴が空いている水洗式だった)をのぞいてみたのね。
そしたら案の定、何かがいる訳よ。
その頃二年生のハムスターが脱走したらしくて放送とバンバンかかってたんだけど。
思ったとおり、そのハムスターが落ちちゃってるのよ。俺は迷わず手を差し伸べたね。うん。
もちろんゴム手袋はしてたけどさ、それでも抵抗はあったよ。でも、下級生のためだから…。
掃除の終了のチャイムがなった頃、無事にハムスターは、二年生の手に渡ったよ。
もう感動してさ、ちょっと後ずさりしてんの、二年生。
あれは消防時代最大の武勇伝だったなあ…。
長文スマソ
「う・・うん 良かったね」だけだな
だって 手袋して便器から取るって誰でもできるし
せめて逃げ回る犬ネコぐらいならねえ すごいねっていうけど
いや、小学生の身で
大器の中まで手をつっこんで他人の物を拾ってやるって
なかなかできないんではないかと思うよ。
ハムスターのSOSが届いて良かった。乙。