オフロード車好きの友達と、カメラ好きな奴、オレの3人で山に分け入ったわけだよ
4人車で山の麓まで行って、車で荒れ地を進むチームと歩いて山登りするチームに別れて登山した
オレたちは歩いて山を登ってたわけだけど、途中でツアー客みたいなのと一緒に登る形となった
そんで時折写真を取りながら集合地点に向かおうと思ってたところ、後ろのツアー客がざわざわしだしてきた
なんだろうな-と思いつつも歩いてたら、いきなり後ろのツアー客に話しかけられた
「この道で合ってるんでしょうか?、なんだか時間がかかってますけど??」
いきなりナニを行ってるんだこの人はと思いつつも、
「まあ、長いですからね、もう少しじゃないですかね?」
と適当に返事をシておいた
そんなわけで歩き続けて途中で休憩していたらなんだか俺たちを囲むようにツアー客たちがま~た集まってきた
今度は「これ、道間違ってませんか?」ときたもんだ
「一体何のことをいってるんです?」というと
ツアー客たちがざわめきだす
どうやら俺たちを引率の担当者と間違っていた模様なのだ
私たちはただの一般人ですよと説明して、
そこで勘違いが終わって何事も無く終わるのかと思ったらツアー客の1人がギャンギャン言い出した
まとめると、
・お前たちが間違った道に案内したせいではぐれた
・ちゃんと元の道まで案内する義務があるから案内しろ
とのこと
勝手についてきておまえ何いってんの?子供じゃないんだから自分でなんとかしろよ
といったら顔を真っ赤にして襲いかかってきた
ただ、動きがクソトロいもんで、避けたらずっこけて頭を石にぶつけて大出血
うわぁ・・・とドン引きしてそのまま集合地点に向かおうとしたらまた話しかけられる(呆れ)
今度は別のまともそう(でもなかった)な人が「ここがどこなのか教えてほしい、あと帰り道はどっちですか?」と、
「俺たちはこの先を進むつもりです、帰りたいなら来た道を戻ればいいですよ」と説明したんだ
ただ、「この時点で3時すぎ、帰るとしても麓に着くには8時ごろになってることが容易に予想できる
ツアー客は30~40台だが、子供も多くて無理そうだ、なんとかできないか?君たちはどうやって帰るんだ?」といろいろめんどくさい
そして友達が「私たちはこの先に車が着ているはずなんでそれで帰るんですよ」と余計なことを・・・
案の定、乗せろだとか怪我人と子供だけでも乗せてくれと集ってくる始末
「そんなに人を乗せられないし、そこで血をながしているアホは自業自得だ」
「携帯は圏外だから順調に降りることができたらすぐに管理人に連絡する」と言ってやっと開放された
そしてここからが我々の修羅場
車で荒れ地を進もうとしたけど、予想外に時間がかかった
最終的に車中泊をして麓に降りることができたのは翌日の朝8時
もう疲労困憊コンパイラー
それから管理人に連絡した所もうすでに捜索隊が出たとのこと
これで万事解決
バカの勘違いに巻き込まれてた~だただ迷惑だった
~後日談
後で管理人に聞いた所、ツアー客たちは全員命は助かったとのこと
低体温症や凍傷になった子供がイたらしいけど、誰も氏ななくてほんとよかった
あなた方に怪我とかなくて良かった
山登りは自己責任の極みだからなあ
ほんとそう思う
ツアー客たちの服装が山を舐めきったものだった
こっちはガチ装備だから大丈夫だったけど、軽装で山に登るべきではない
山ガール()みたいなのもあるけど、アレじゃ氏ぬ
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その15】
大量に客が消えてわからないなんて