伯母の息子は普通のおとなしい人で単体なら無害。でも伯母に逆らえない。
イビリは一日中ネチネチ嫌味とか、物を捨てるとか、悪口言いふらすとかスタンダードな物だが
毎日やられるとこたえる。
一人目の嫁さんはマジで精神やられて、幻聴が聞こえるようになり
伯母が「キチ害だと黙って嫁に寄越したのか!」と向こうの実家にねじこんで慰謝料ゲットしてしまったという
ムチャクチャぶり。
精神破壊された一人目嫁さんは地元の人だったから嫁さんの味方する人も多く
悪評が知れ渡ってしまったので、二人目の嫁さんは県外の人だった。どうやって知り合ったかは知らない。
二人目の嫁は気の強い人で、なんやかや言い返してたが、
半年くらいでブチギレて怒鳴りながら出て行った。
この時は伯母の方が慰謝料むしられたらしい。イビリの証拠を揃えられてたようで伯母がすげーグチってた。
でもこの伯母、身内には超優しい。
この人はウチの母の姉なんだが、母に対してはすごい世話焼きで優しくて、母の子である俺にも超甘い。
なので結構フランクに話せるから、伯母の機嫌がいい時
「なんでイビルの?マコちゃん(伯母の息子)、三度目の結婚できるかどうかわからんよ?
伯母さんが氏んだあとマコちゃん一人になってしまうよ」と訊いてみた。
伯母の答え
「全部マコのため。今までの嫁は二人ともマコに釣りあわんかった。マコの嫁はもっと家柄が良く、才媛で、
上品で、マコを立てる女でないといけない。身分を教えてやっただけ」
どんなレベルの女ならいいのか?と効くと「紀子さんで及第」だそうだ。
あまりのド厚かましさにワロタ。
でも佳子さまでなく紀子さまってあたり、ちゃんと相応の歳の女選んでてそこだけ謙虚w
ビックリするけど本気で言ってるらしいんだなこれが。
マコちゃん(43)が入って来て「俺んとこにはもう森三中レベルの女も来るわけないのに…」と呟いてた。
そんで「でも来てくれたら受け入れる」だそうだ。
「またイビられたらどーすんの」と訊くとモゴモゴしてたから三度目もかばわない気なんだろうなあ。
この人を犠牲者だと思ってたが、この人もたいがいド厚かましい人なんだなとオモタ
チラシの裏にしてはキョーレツな読み応えある話だったよ!
(皮肉じゃないからね)
昔そのマコちゃんタイプだった俺が替わって解説しよう
そういう強烈なおばはんに育てられると家庭内スルースキルというのが異常に上がるのだ
俺の記憶では幼稚園にはもうスキルが完成されていた
夏にセミがどんなにうるさくても耳に慣れて麻痺ってしまうだろ?あれと同じだ
うるささを脳が勝手に無視してくれるようになるんだ
嫁をもらうとその嫁もセミのようにううるさくなるだろ?
すると脳は「あ、母親と同種の雑音が増えた、これも無視しよう」と自動的にスルーするようになる
これはあくまで無意識に行われる
マコちゃんは嫁をかばわないのではない、スルースキルが高いゆえ聞こえていないのだ
離婚どうこうという騒ぎになるが、その最中も聞こえていない
嫁の籍が抜けて「家庭外の人」になった瞬間、ようやく家庭内スルースキルの呪縛が解け
ふたたび嫁(元)の声が聞こえるようになる
嫁(元)は「あんなに言ったじゃない!」というようなことを言いなじってくるが本当に聞こえていないのだ
むろん世間に通じる理屈ではないから嫁(元)には謝罪するが、
いったん発達したスルースキルは本人にもどうしようもないんだ
頭大丈夫?
引用元: ・チラシの裏【レスOK】 十二枚目