高校卒業後、就職して初めての一人暮らし。
実家から徒歩30分程度の所で、まったく土地勘がない場所じゃなかった。
一人暮らしを始めて三ヶ月ぐらいした時
会社から家への帰り道、毎日夕方6時頃いつも通る公園の横を歩いてると
なにげにフッっと公園と道路の溝に目がいって
見てみると赤いサイフが落ちてたのよ。
ん?っと思ってサイフを拾ってみると重い!
カード類が5〜6枚入っていて、千円札が2枚ぐらいと
後は小銭がギッシリだった。
直感で女性のサイフって分かった。
一瞬ネコババしようと思ったけど
当時、俺には女友達がまったくいなかったので
これをキッカケに女友達が出来るかも!?
って思って近くの交番に届けた。
警察官から色々聞かれて、紛失届書?みたいなもんに記入したりして
1時間ぐらいかかったかな?
警察「その書類はそちらで保管しててください」
「落とし主が現れた場合に必要な書類なので」
「でわ、落とし主が現れたらこちらから連絡しますので」
俺 「はい」
どんな人かなぁ〜。なんて想像しながら家に付いた。
時計を見ると夜の9時。風呂でも入って寝るか・・・
っと思っていた時
ピンポーン・ピンポーン・ピンポーン
(おいおい3回も押すなよ・・・)
こんな時間に誰だと思って玄関を開けると
そこには冬場なのに赤い超ミニスカでキャミソールの美人が!
女「・・・すいません」←めっちゃ小声で
「サイフを落とした者なんですけど・・・」
俺「あっ!はいはいはいはい♪」
おいおい・・・いきなりかよ!しかも美人!
女「あの・・・紛失届の書類を貰いに着ました」←超小声
俺「あっはいはい♪ちょっと待っててください!」
急いで紛失届書を取りに部屋に戻って玄関に行こうとしたら
真後ろに女が立ってた!
え!?まさか・・・ヤレル?
何て思ってたら、女が顔をツゥーーーっと近づけてきて
「やさしいんですね」←聞き取れなかったけど たぶんあってる。
と言ってニヤァ〜って笑った。
笑った口には歯が一本もなく不気味だった。
一瞬、不気味さと恐怖で意識を失いそうになった・・・
俺「と・・・当然ですよ・・・」
女は顔を近づけたままニヤァ〜っと笑っている。
震える声で
俺「あの・・・もう夜も遅いですし・・・」
なおも女は顔を近づけて
女「親切な人っているんですねぇ(ニヤァ〜)」←ここはハッキリと
そう言って女は帰って行った・・・。
一人でいるのが怖かった。
それから三日後ぐらいにフッっと警察の人が言ってた言葉を思い出した。
「落とし主が現れたら連絡しますので」
そういえば警察から一度も連絡がなかった。
怖いけど気になったので会社の帰りに
サイフを届けた交番に行ってみた。
すると同じ警察官で俺の事を覚えていたらしく
警察「まだ落とし主現れてないんだよね」
・・・え?サイフを届けた日に家に来たんだけど?
なんて言えなかった。
おかしい・・・警察に行かないで何で俺の家が分かったんだ?
後をつけられた?それしか考えられない。
考えれば考えるほど怖いので忘れる事にした。
それからちょうど1年後、恐怖を忘れかけてた頃
いつものように帰り道の公園を歩いていると
電信柱に人影が。ん!?
赤いミニスカにキャミソール姿の女がいた。
紛れもなくあの女が・・・
サイフを拾った場所を電信柱の影からジーーーーっと見ていた。
それ以来その公園を通る事はなかった。
今でも赤いミニスカを見るとあの時の恐怖を思い出す。
終わり。
乙
寝る前に読んだからゾクってしたわ
>>488はそれに見事に掛かったと
いろんな意味で怖いねw
引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その81
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お里が知れるわ