ふだんは蚊のなくような声で、挨拶も聞こえないし人と目を合わせることもしない。
仕事もできない。
でも障者特別枠(心臓が悪いらしい)の雇用なのでクビには絶対にならない、そんな人。
すっごい絡み酒なので宴会には呼びたくないのだが、呼ばないと障者差別ってことになるらしい。
本人も酒好きらしく、飲み会だけは皆勤。
暴れたり脱いだりはしないんだけど、絡み説教とハラがすごい。
春先、職場にある女性社員が復帰した。
数年前に同僚と結婚して子会社に移動したのだが、その旦那さんが事故にあい頭を打ってから
性格が変わってしまった。別人のような暴言・DV・アル中男になり、
「このままじゃ頃される」と危機感を持った両家の両親が引き離し、離婚。
旦那さんはアルコール依存症で檻つきの病院送りとなった。
同じ社内なので離婚までの経緯を知ってる社員も多く、みんなその女性に同情的だった。
先日暑気払いの飲み会があった。
前述のオッサン社員、その女性に絡む絡む。
「自分は被害者だと思ってんでしょ?」
「クズ男にかまって人生無駄にしたと思ってんでしょ?でもその男選んだの自分だから」
「クズ男とやっちゃったんでしょ?やった時点でクズの血が混じるんだよ。あんたの中にクズの遺伝子
もう混ざってるよ。次の男と結婚してもその遺伝子、子供に混ざるから。だから一生子供産まないでね。
社会にクズの血をばらまかれると迷惑だから」
女性は一言も言いかえさず、顔面蒼白で固まってた。
まわりが止めるが、オッサンはかまってもらえて嬉しい子供状態でさらに「やーいやーい」的なことを言う。
「もう帰れ」と言うと「差別だ!」と。
「障障って甘えるんじゃない!クズの血をばらまくなって、あたしがあんたの親に言いたいよ!」と怒鳴り
オッサンは「なんだと」と殴るふりをしたが、その古株女性を怒らせると明日から仕事しにくいことに
気づいたのかしおしお…とおとなしくなった。
その後も「でも見抜けないで結婚したバカだってことは認めて謝ってくれないと」とブツブツ言っていたが
「事故で脳に異常が出るなんて予測できたら超能力者だ」とみんなが言い返し
「この子より(女性旦那)とつきあい長かったあたしが見抜けなかったんだから、文句があるならあたしに言いな」
と古株女性がきっぱり言って終わった。
翌日オッサンはまた蚊の鳴くような声のオドオドオッサンに戻って出社した。
今までは酒のせいだと大目に見ていた上司も、古株女性に怒鳴られて正気に戻ったオッサンを見て
完全に酔ってやってたわけじゃないんだと気づいたらしい。
当たりが以前より厳しくなった。
特別枠だからクビにできないのは変わりないんだけど、移動の話が出てるらしくみんなで内心期待している。
オッサンの耳にもたぶん入ってるはずなのに、
昨日も平気で仕事中にモバゲーしてたオッサンの神経がとことんわからん。
認めて謝ってくれないとって何だよアホか
絡まれた女性は今はもう大丈夫なんだろうか?
早いとこ島流しされるといいな
父が心臓で障者手帳持ってるけど、酒は特に禁止されてない
もちろん「適度に飲む」ことが前提だが
引用元: ・その神経が分からん!その2
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