胸糞悪いことも含まれるし、色々寂しいこともあるんだけど。
kwsk
登場人物当時年齢
俺:34 自営業 うつ病克服時期
嫁:22 4大卒 居酒屋バイト 就活中
先輩:45 元勤務先先輩 当時会社社長 妻子あり
ブラック化して、心病みそうな時期に両親が交通事故で他界。
葬式日程を決めようにも経営者が休暇をとらせないという有り様。
直属の上司の許可で休み、葬儀など終わらして会社に復帰すると
経営者と重役から罵声と暴力、プッシソした俺は暴力で反撃し、
経営者共を病院送り、俺も精神科に送られ退職。
精神科である程度の社会復帰を促されたころに先輩から電話受ける。
「良かったら俺の地元に来て、自営からスタートしたらいい。
住むところなら俺が持っている物件、2年なら無料で貸すよ」
お言葉に甘えてぼちぼち仕事をすることに。
そこで現嫁と会う。
先輩「嫁ちゃん、カワイイだろ、この居酒屋にはファンが多いから大変だぜぇ。」
嫁はいろんなお客さんからプレゼントもらったり、就職先世話してやろうかなど声をかけられたりしてた。
俺の事情を先輩は居酒屋経営者夫婦に事前に伝えてくれていたのか、
ご夫婦ともにいろいろ優しくしてくれた。
残り物をもらったり、「彼女を作ってうつなんか吹き飛ばしちゃいなよ」なんて
ハッパかけてくれたりもした。
先輩からの支援や、居酒屋で仲良くなったお客さんのお陰でぼちぼち仕事も回り
独立して1年、法人としてやっていけるようになった。
クソ忙しかったけど楽しかった。そして仕事を終えて居酒屋に行くのが日課となった。
そこで俺達は徐々に仲良くなった。2人でこっそりデートもしていた。
居酒屋の女将は「あんたたち、隠れてデートしないで結婚しちゃいなよ」と煽る。
大将は
「嫁ちゃん、最近変な男に彼女になってくれと言い寄られているんだ。
俺たち夫婦は親代わりみたいなもんだ。信頼出来ないような男はダメ。
俺くんなら、先輩くんの太鼓判付き。信頼できるから、強引に奪っちゃえよ。
頼むから」
と言われるも、俺は仕事が回ってもまだ貯金は無一文レベル。
嫁はせめて就職してからと思っていたそうな。
独立して1年半、1人では回らなくなったので数人雇えるレベルに。
その時に先輩が原因不明の病で倒れた。
先輩の会社も手伝うことになって、金回りが良くはなるが・・・
見舞いに行くと
「お前、早く結婚しろよ。金なら何とかする、いつもデートしているのは
俺だって知っているんだ、俺を安心させてくれ。」
と言われた。
この時に先輩の奥さんから
「主人はガンでもう1年持てばいいほうなんです、主人の願いを聞いてもらえませんか?」
情けないことにうつでおかしくなってから、女性とのつきあいかたも忘れた有り様。
ココは先輩夫婦に泣きつくことにした。
先輩夫婦は作戦を用意してくれた。
・嫁はバラが好き。
・誕生日に赤いバラの花束を99本用意しろ、「永遠の愛を誓う」という花言葉だから。
・先輩は病院抜けてでも俺についていく。
・先輩奥さんは嫁の好みのものをリサーチしておくので、それも一緒にプレゼント。
・当日は良いスーツを着ろ。普段スーツは着ない俺、逆にインパクトを与えられる。
・居酒屋への手配は先輩奥さんがしておく。
嫁の誕生日、先輩は病院から許可をもらって1日退院許可をもらった。
バラとプレゼントはすべて用意。
居酒屋は嫁パーティー。
みんな嫁にプレゼントなどを持ってきてた。
きっとこの中には俺のライバルもいたはずだ。
みんなのお膳立てをもらって逃げる訳にはいかない。
はっきり言ってこの時は新規の取引先開拓のプレゼンをしに行くよりも緊張した。
冬、雪の降る中だが、俺はめっちゃ汗かいていた。
バラの花束持って。
周囲は目玉( Д ) ゚ ゚だった。
嫁と居酒屋夫婦は偉い笑顔だった。
居酒屋にいる嫁ファンの前でバラの花束を99本渡し、
「99本、永遠の愛を誓うという花言葉です。
嫁ちゃん、俺と結婚して下さい!」
嫁は
「遅すぎなんだよ、バカ!。一緒になるに決まっているよ」
そして半年後、結婚式。
先輩は車いす姿で来てくれた。
話すことも難しく、スピーチも出来ない。
でも、手紙は書いてきてくれた。
先輩奥さんが代読、俺と嫁は号泣した。
その後、先輩は俺と会うのを拒否した。
見てくれがボロボロに成ったのを他人に見せたくなかったからと聞いた。
見てくれがボロボロに成ったのを他人に見せたくなかったからと聞いた。
先輩が倒れてから2年後、闘病が終わった。1年も更に闘ったんだ。
俺向けの遺言があると聞いたので、先輩奥さん立ち会いのもとで読むことに。
・先輩と俺は従兄弟であること
・先輩両親はバブル崩壊&事業失敗で心中。先輩は養子に出され、苗字が変わったとのこと。
・俺両親と先輩両親は不仲で交流なし。
・俺の血縁はお前しかいない。せめて最後だけは親族らしい事をしたかった。
今日は先輩の3回忌。
嫁も妊娠確定で男の子。
2人で先輩の名前をいただくことに決めた。
kwskしてくれた方、読んでいただいた方ありがとう。
。・゚゚・(;>ω<)・゚゚・。 全俺が泣いた
旦 o)
>>604
> 経営者と重役から罵声と暴力、プッシソした俺は暴力で反撃し、
> 経営者共を病院送り、俺も精神科に送られ退職。
↑
この部分はこちらで
胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(130) [転載禁止](c)2ch.net
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1419691076/
全体的に、なれ初めそのものの部分が薄いのでもっとkwsk!
>>611
あとでそっちに逝って書き込むよ。
>全体的に、なれ初めそのものの部分が薄いのでもっとkwsk!
>>613
鬱だったから記憶があやふやなところもある。
そこら辺もっと思い出して書くけど、変な表記になっていたらすまんね。
wktkしとく
先輩は嫁ちゃん見ていれば和むだろみたいな感じ。
俺は今後の生活の不安とか、病気を抱えながらの不安とかいっぱいあったから
女にはあまり興味持てなかったんだ。
外見は酒井美紀の髪の毛天パで口大きめって感じかな。
その居酒屋は飯がうまくて。
嫁も結構料理作っていて、ぶり大根が得意だったんだ。
ちなみに俺の母親の得意料理もぶり大根。
居酒屋へ1人で行くようになり、閉店間際で俺1人だった時、
ぶり大根を食ったら俺は突然泣き出しちゃってね。
嫁はびっくりしたらしいけど、居酒屋夫婦は病気が再発したと思ったらしく
慌てておくに引っ込めようとしたんだ。
俺は泣いた理由も説明したんだ。
母の得意料理だったこと、嫁のぶり大根が美味しかったこと、味も似ていたこと。
それを打ち明けると嫁がとても喜んでいてね。
女将さんは「今度から俺君にはぶり大根ただで出してあげるわ」とか言ってくれた。
これがきっかけじゃないかな、仲良くなる。
俺は嫁の味がいいといった。
味はそれぞれだし、「嫁のものが1番うまい」と酔った勢いで言ったんだ。
嫁は
「【かわいいね】、【デートしようよ】は頻繁に声かけられるけど、
料理を褒めてくれたのは俺さんが初めて」
と言ったんだ。そして、
「こんな旨いものを食わせてくれる嫁に何かできることがしたい!」
と強気で言ったんだ。この時に連絡先を交換。
翌日の昼、嫁から
「店休日に晴れたら、どこかに連れて行って下さい!
俺さんがお金ないことは知ってます、無理しない程度でいいから」
ってメールが来た。
店休日は見事に晴れ。
海にドライブに行ったよ。
こんなところか。まだ詳細読んでくれるなら書くよ。
それにしても、嫁ちゃんは何でそんな居酒屋でバイトしてたんだ?親の知り合いとか?
と言うか、嫁ちゃん描写ももっとkwsk
私はまだお腹ペコペコです
>>621
大学時代から働いていたそうな。
嫁は痴呆の私立大。F欄じゃないけど氷河期ってやつでうまく行かなかったらしい。
就活は昼間がメインだから、昼間時間が取れるように居酒屋でアルバイトを続けていたんだって。
居酒屋と言っても大衆向けというより、やや高級店だから、DQNはこない。
嫁の性格は明るく、人当たりがいい。酒豪。俺も酒豪。
酒飲んだらおもいっきり性格が変わる。
アマガミの絢辻さんみたいかな、黒くてwww
嫁は出来た人間だから、黒く接していい人とそうでない人を見分けることができるみたい。
俺に対しては、ある程度接して「黒OK」と感じたらしい。
嫁の欠点は飽きっぽくなり、すぐ投げ出すんだよ、ちょっと劣勢になると。
就活もうまくいかないと二の次になっちゃってね。
器量はいいが、事がうまくいかないと「もういいや」ってなったみたい。
大事にしろよ
引用元: ・【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】 その13
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