
母は野菜見てて、私は小麦粉取ってきてと頼まれ別行動に。商品探してたら、知らないおばさんに「この泥棒猫!」と罵られた。
え?私のこと?と振り返っても誰もいない。その仕草に刺激されたのか、おばさんは私の腕をガシッと掴んで「お前のことだ!」と絶叫。
「性悪娘!A子(知らない子の名前)を不幸にしてそんなに嬉しいか!ひとでなし!」
みたいな事を散々言われる。集まる野次馬。私の母もやってきて、おばさんの腕を解いて、私の間に割って入ってくれた。
「アンタまだそんなキチ×イみたいなこと言ってんの!?警察!警察呼んで!」
と言う母の言葉に、おばさんはすごい勢いで帰っていった。
買い物もそこそこに家に帰ると、母は、あのおばさんが同じ組内(通り)に住んでるA山さんだと言う。
私の実家では、隣組制度がまだ生きていて、組内で結婚があると、各家500円くらい出しあって、ご祝儀にする(お返し不要)、というのがある。
今時頂きっぱなしていうのもねぇ…。近所に住むわけじゃないし…。と、わざわざ組長さんに私の結婚を言わないことにした母。
しかし、ご近所ネットワークで私の結婚が知れ渡り(どうなの?と尋ねられれば母も嘘は言えず)、組長さんがご祝儀を募る。
そこで私の結婚を知るA山さん。A山さんには独身の娘さんがいる(たぶんA子さん)。
→聞けば背が高くて知的ですって!?(ご近所の又聞きの又聞き。事実と異なる)A子の方がお似合い!
→旦那さん譲るべき!A子の旦那をとった泥棒猫!旦那返せ!
という超理論を持って、以前私実家に凸してきたそう。
そのときは、A山さん旦那とA子さんが、泣きながら謝りに来てくれて、なあなあで済ませてしまったそう。
その日の夜、前回と同じようにA山さん旦那さんとA子さんが謝りに来ました。
地元スーパーだから、いろんな人から話が行ったのでしょう。ものすごい憔悴しきってて、可哀想だった。
特にA子さんが「私が行き遅れたばっかりに…」と、とても美人さんなのにやつれていて…。
慰謝料、を持ってきたけど、断った。その代わり、A山さんだけでも引っ越してもらうよう、一筆書いてもらった。
後日、近所の話をまとめると、A子さんが年頃の頃は、どんな男性を連れてきても、A山さんは「ふさわしくない!」と追い返していた(目撃談多々あり)。
最近になって、娘が適齢期を過ぎてることに気づき(A子さん、40過ぎらしい)、
「自慢の娘が行き遅れなんて言われたくない!そうよB田さん(我が家)の娘さんだってまだ独身じゃない!」
と思っていたのだが、私が結婚したと知って暴走したとか何とか…。
A山家が更地になったのでカキコ。公衆の場で罵られるって、想像以上に精神に来るね。
A子さん自身は、とても素敵な方に思えたので、どこかで幸せになってて欲しい。
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 7
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