母

私の父と私は血のつながりはない。血縁上の父親は私が生まれてすぐ出ていったそうだ。だから顔も名前も知らない。
私が2歳か3歳かの時に母が再婚して今の父と一緒に住んでいた。そしてすぐに弟も生まれて何不自由なく父と血が繋がっていないことを除けばごくごく平凡な家庭だった。
小学校1年の時母が突然いなくなった。
学校から帰ると母がいなかった。弟の幼稚園お迎えに行っていると思ってテレビ見ながら待ってたが1時間たっても帰ってこない。
幼稚園から電話が来て「お母さんは?」と聞かれて「家にいない」と答えた。
さすがに不安になり母の実家(車で10分くらいの距離)に電話するとおばあちゃんがすぐに弟を迎えに行って、弟と家に来た。

父親が単身赴任で私は母親と暮らしていた。
母親は自分の事は自分で、という教育方針で幼稚園の頃から自分の靴下やシタギはお風呂入った時に手洗いするとか
小学校に入ってからはお米を研いでご飯を炊くというとかお風呂洗ってお湯を溜める位の家事をお手伝いの範囲内でやらされていました。
電子レンジの使い方も温める、位の事は出来ていました。
そして住んでいる所が商店街を抜けた所にあったので、一人でおつかいに行くとお店のおじちゃんやおばちゃんが
「あら◯子ちゃん、おつかい?えらいねー。」とおまけしてくれたりする場所に住んでいました。
ある日家に帰ると母親がおらず置き手紙がありました。
記事検索
最新!話題の記事
コメント多数!話題の記事!
今読まれている記事はこちら!
今日の人気記事
スポンサードリンク